[6月9日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日付) 6月2日〜6月6日 始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比 <東 京> 先限 39,000 39,600 39,000 39,000 0 ====================================== <シカゴ>6 日終値 前週末比 |6月1日現在の米国産コーン作付け進捗率 25/ 7 442.50 + 2.50 |93%(前週87%、前年90%、平年93%) 25/12 449.25 +10.75 |発芽率(78% 前週67%、前年72%、平年75%) |作柄報告 |「良」以上:69%(前週68%、前年75%) |「劣」以下: 5%(前週 5%、前年 5%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 144.07円 前週末比 0.27円の円安 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】シカゴコーンは良好な作柄継続なら期近7月限は440セント水 準まで下落シナリオが描けるとした。 【シカゴコーンは豊作観測で下値模索】 シカゴコーンは引け後に1日現在の米国産コーンの発芽進捗率、作柄報告が発表され る2日に作柄改善を先取りする格好で下振れとなった。指標限月の期近7月限は2日に 434.25セントまで下落した。同限月としては昨年10月22日以来の安値をつけ た。2日から買い戻しが先行し、3日は一時446セントまで上昇。ただし高値を離 れ、5日に433.25セントまで下落し、さらに安値を更新した。安値を離れたが、 440セント割れで引けた。 新穀の期近12月限は今月3日に434.25セントまで下落。昨年12月20日以 来の安値をつけたが5日に449セントまで反発し、この日の高値圏の448.25セ ントで引けた。天候相場期で天候リスクがある分、旧穀の7月限より反発力を示した格 好だ。 米国産コーンは生育が順調なため、既に今年は豊作との見方が出始めている。8日現 在の作柄報告で良以上が70%台に乗せると、豊作観測がさら強まるとみる。 12日に米農務省(USDA)から月例需給報告の発表がある。25/26年度は2 回目の需給予想となる。先月の需給報告で25/26年度の期末在庫率は11.6%。 旧穀の24/25年度の9.3%と比較し、2.3%高く、需給ひっ迫感はない。6月 の需給報告で期末在庫の上方修正されれば、さらに売り圧力が強まるとみる。 9日、または10日に事前予想が出るとみられ、先取りした動きも予想され、8日現 在の作柄報告と合わせ、注意が必要だ。豊作、在庫が潤沢との観測から下振れとなった 場合、430セント割れを目指す下落となり、安値模索か。大口投機家が売り越し姿勢 を強めており、弱材料に反応しやすい。 【とうもろこしはの取引は事実上、終焉】 とうもろこしは4月23日以降、商い成立は、ほとんどなかったが、3日の夜間取引 の序盤に手じまい売買(出来高は6枚)が成立し、2500円の急落となった。それ以 外の商いの成立はない。今月13日に25年7月限が納会となる。25年7月限の納会 後は各限月の取組高が1ケタ、またはゼロになるとみられ、事実上、取引は終焉。新規 売買は参加しにくい。 <当面の予定(イベント・経済統計)> 9日 ●オーストラリア(女王誕生日)、スイス(聖霊降臨祭月曜日) 国内総生産 2025年1-3月期2次速報(内閣府) 国際収支(経常収支) 2025年4月(財務省) 中国消費者物価指数 2025年5月(国家統計局) 中国生産者物価指数 2025年5月(国家統計局) 中国貿易収支 2025年5月(税関総署) 米卸売在庫 2025年4月確報値(商務省) 米週間穀物輸出検証高(USDA) 米国産コーン・大豆作付け進度報告(USDA) 10日 英雇用統計 2025年5月(国立統計局) 11日 企業物価指数 2025年5月(日本銀行) 米消費者物価指数 2025年5月(労働省) 米財政収支 2025年5月(財務省) 12日 英貿易収支 2025年4月(国立統計局) 英鉱工業生産指数 2025年4月(国立統計局) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米生産者物価指数 2025年5月(労働省) 米週間穀物輸出成約高(USDA) 世界穀物・需給報告(USDA) 米国産穀物・需給報告(USDA) 13日 独消費者物価指数 2025年5月確報(連邦統計庁) ユーロ圏鉱工業生産 2025年4月(EUROSTAT) ユーロ圏貿易収支 2025年4月(EUROSTAT) 米消費者信頼感指数 2025年6月速報値(ミシガン大) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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