［今日の視点］石油＝上昇へ、イランの爆縮実験は真実か誤報か？

　国内市場は上昇へ。２０２５年１０月限で８００〜１１００円高程度を想定する。海
外原油が続伸したことや、円安・ドル高が国内市場を押し上げるだろう。円相場は１ド
ル＝１４４円台後半で推移。
　ニューヨーク原油やブレント原油は４月以降の三角持ち合い上限を上抜けた。戻りを
試す機運が高まっているように見えるが、何を手がかりに強気に傾いているのかよくわ
からない。ロシアがウクライナに対規模な反撃を実施するとの観測があるほか、イラン
と米国の核開発協議の行方も不透明である。米国の石油掘削リグの稼働数は減少を続け
ており、遅かれ早かれ米国の減産が始まるだろう。
　ただ、イランが核兵器開発のための爆縮実験を実施したと伝わったことからすれば、
イランを巡る緊迫感が高まるのではないか。イランが公式に発表したわけではなく、イ
スラエル側の報道で、真に受けるべきか考慮する必要はあるものの、イスラエルは攻撃
開始の口実を欲している可能性が高い。

　時間外取引でニューヨーク原油７月限は前日比０．１４ドル高の６４．７２ドルで推
移。本日これまでのレンジは６４．６９〜６４．８６ドル。
＜今日の予定＞
◆ オーストラリア ◆
【休日】--:-- 女王誕生日
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 国内総生産 2025年1-3月期2次速報（内閣府）
【経済】08:50 国際収支（経常収支） 2025年4月（財務省）
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 2025年5月（財務省）
【経済】14:00 景気ウォッチャー調査 2025年5月（内閣府）
◆ 中国 ◆
【経済】10:30 消費者物価指数 2025年5月（国家統計局）
【経済】10:30 生産者物価指数 2025年5月（国家統計局）
【経済】--:-- 貿易収支 2025年5月（税関総署）
◆ トルコ ◆
【休日】--:-- 犠牲祭
◆ スイス ◆
【休日】--:-- 聖霊降臨祭月曜日
◆ アメリカ ◆
【経済】23:00 卸売在庫 2025年4月確報値（商務省）
【農産】6/10 00:00 週間穀物輸出検証高（USDA）
【農産】6/10 05:00 週間穀物生育進度・作況状況（USDA）
MINKABU PRESS

• 東京金　リスク警戒後退から軟調
  商品

  NEW

  06/09(月) 11:27
• プラチナ午前＝プラチナは続伸、ＮＹ高と円安で
  商品

  NEW

  06/09(月) 11:03
• 石油午前＝上昇、米石油掘削リグは減少傾向
  商品

  NEW

  06/09(月) 11:03
• 金・銀午前＝金が反落、ＮＹ安を引き継ぐ
  商品

  NEW

  06/09(月) 11:02
• 上海金のプレミアムは１４．７１ドル
  商品

  NEW

  06/09(月) 11:01