ゴム午前=売り優勢、上海安を受けて軟化

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、売り先行。寄り付きでは、上海夜間安を嫌気して売りが先行し
た。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが夜間取引の下げ幅を縮小していることから、
下げ渋りをみせている。TSR20は出来ず。

 午前11時26分現在のRSS3号は前営業日比9.2〜1.7円安。活発限月の
11月限は同2.7円安の291.6円、期先26年5月限は出来ず、推定出来高は
127枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、9月限のみ約定し、同25ポイ
ント安の1万3685ポイント、推定出来高は25枚。

【中国消費者物価は4カ月連続マイナス】
 日本時間の午前10時30分に中国国家統計局が発表した5月の消費者物価指数は、
前年比0.1%下落となり、4カ連続でマイナスとなった。原油安を背景に、燃料価格
の下落が指数を下押しした。ただ、市場予想の0.2%下落を上回った。なお、食品と
エネルギーを除くコア指数は、0.6%上昇となっており、4月の0.5%上昇から伸
び率が上がった。ただ、以前として1%以下で推移しており、デフレ懸念は解消されて
いない。

 なお、同時に発表された5月の生産者物価指数は前年3.3%低下となっており、2
年8カ月連続低下となった。マイナス幅は4月の2.7%から拡大した。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSRは20も売りがやや先行し、
1.3〜0.1セント安で推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営業日
比30元安の1万3665元で推移している。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。