日経平均株価 始値 38028.71 高値 38178.01 安値 38018.22 大引け 38088.57(前日比 +346.96 、 +0.92% ) 売買高 13億4745万株 (東証プライム概算) 売買代金 3兆4616億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は続伸、終値で3万8000円台を回復 2.寄り付きに3万8000円台にのせ、終始キープ 3.米雇用統計は予想上回り、センチメント改善 4.米中首脳会談後、貿易摩擦への警戒感が緩和 5.値上がり銘柄は全体の5割で、売買代金は低調 ■東京市場概況 前週末の米国市場では、NYダウは前日比443ドル高と3日ぶりに反発した。米雇用統計が市場予想を上回ったことから米労働市場を巡る懸念が後退し買いが優勢となった。 週明けの東京市場では、主力銘柄を中心にリスク選好の地合いで、日経平均株価は3万8000円台を回復した。買い一巡後は上値が重くなったものの、下値では買いが活発で終始3万8000円台をキープした。 9日の東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が揃って大きく買われたことを受け、リスクを取る動きが強まった。米国株市場ではトランプ米大統領と習近平中国国家主席の電話会談を経て、米中摩擦への警戒感がひと頃より和らいでいる。また、前週末に発表された5月の米雇用統計は事前コンセンサスを上回る内容であったことから、米経済減速への懸念も緩和され、投資家のセンチメント改善に貢献した。米株高に追随して、日経平均は寄り付きでフシ目の3万8000円台を回復し、一時400円以上上昇する場面もあったが、その後は戻り売りに上値を押さえられた。売買代金上位の主力銘柄に買いが目立ったものの、全体ではまちまちで値上がり銘柄数はプライム市場の50%を占めるにとどまっている。売買代金は3兆4000億円台と低調だった。 個別では、売買代金トップのアドバンテスト<6857>が大きく買われたほか、ディスコ<6146>も高い。フジクラ<5803>が堅調、ソフトバンクグループ<9984>も値を上げた。ソシオネクスト<6526>も買いを集めた。サンリオ<8136>が物色人気となり、大塚ホールディングス<4578>が大幅高となった。エイチームホールディングス<3662>、エターナルホスピタリティグループ<3193>、テラスカイ<3915>、ブレインパッド<3655>などが値を飛ばした。 半面、トヨタ自動車<7203>、三菱商事<8058>が冴えず、メルカリ<4385>が売られた。エムスリー<2413>が大きく利食われたほか、キオクシアホールディングス<285A>、SCREENホールディングス<7735>なども下落した。井関農機<6310>が大幅安となり、双葉電子工業<6986>も大きく水準を切り下げた。メドピア<6095>が値を下げ、カナモト<9678>も下値を探った。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、SBG <9984>、東エレク <8035>、リクルート <6098>、中外薬 <4519>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約226円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はエムスリー <2413>、オリンパス <7733>、トレンド <4704>、京セラ <6971>、セブン&アイ <3382>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約24円。 東証33業種のうち上昇は22業種。上昇率の上位5業種は(1)医薬品、(2)その他製品、(3)銀行業、(4)電気機器、(5)情報・通信業。一方、下落率の上位5業種は(1)倉庫・運輸、(2)建設業、(3)小売業、(4)卸売業、(5)陸運業。 ■個別材料株 △リベラウェア <218A> [東証G] 「ガイアの夜明け」に出演予定。 △エターナルG <3193> [東証P] 販管費増で第3四半期は営業減益もアク抜け感強まる。 △メタプラ <3350> [東証S] ビットコイン保有計画の上方修正を材料視。 △エイチーム <3662> [東証P] 今期経常益予想の増額修正評価と暗号資産評価益への期待。 △CINC <4378> [東証G] 「TikTok Shop」の導入・運用支援を開始。 △大塚HD <4578> [東証P] シベプレンリマブのフェーズ3試験で良好な結果を発表。 △モダリス <4883> [東証G] SOLVEFSHDと戦略的提携を締結。 △CAPITA <7462> [東証S] 株主優待制度を導入へ。 △フジコーポ <7605> [東証P] 宇佐美鉱油が2830円でTOB。 △SBG <9984> [東証P] ナスダック高と傘下のアーム上昇受け買い戻し。 ▼みらいWKS <6563> [東証G] 人材・地方創生事業の計画下振れで今期は一転経常減益。 ▼カナモト <9678> [東証P] 好決算発表も出尽くし感が強まる展開に。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)フジコーポ <7605>、(2)エイチーム <3662>、(3)エターナルG <3193>、(4)テラスカイ <3915>、(5)ブレインP <3655>、(6)ソシオネクス <6526>、(7)野村マイクロ <6254>、(8)アインHD <9627>、(9)MARUWA <5344>、(10)Dmミックス <7354>。 値下がり率上位10傑は(1)井関農 <6310>、(2)双葉電 <6986>、(3)メドピア <6095>、(4)エムスリー <2413>、(5)カナモト <9678>、(6)マーケットE <3135>、(7)ミガロHD <5535>、(8)マーベラス <7844>、(9)エイチワン <5989>、(10)古河機金 <5715>。 【大引け】 日経平均は前日比346.96円(0.92%)高の3万8088.57円。TOPIXは前日比16.08(0.58%)高の2785.41。出来高は概算で13億4745万株。東証プライムの値上がり銘柄数は814、値下がり銘柄数は738となった。東証グロース250指数は748.76ポイント(3.12ポイント高)。 [2025年6月9日] 株探ニュース
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