株価指数先物【引け後】 6万5000円に乗せるも、ピーク感は強まらず

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪6月限
日経225先物 65280 +1940 (+3.06%)
TOPIX先物 3941.5 +47.5 (+1.21%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

 日経225先物(6月限)は前日比1940円高の6万5280円で取引を終了。寄り付きは6万4170円と、シカゴ日経平均先物の清算値(6万3335円)を大きく上抜く形で、ギャップアップから始まった。現物の寄り付き時に6万3830円まで上げ幅を縮めた後は上へのバイアスが強まり、前場中盤にかけて6万5000円台に乗せると、前場終盤には6万5430円まで上げ幅を広げた。後場は6万5150円~6万5400円辺りでの保ち合いが続いた。

 米国とイランがホルムズ海峡開放などを巡り基本合意した、と米メディアが報じた。最終合意までには数日かかる見通しと伝えられているが、これを受けて原油先物が大きく下落したことが材料視された。ソフトバンクグループ<9984>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]など指数インパクトの大きい半導体やAI(人工知能)関連株が買われ、日経平均型を押し上げる形になった。

 日経225先物はボリンジャーバンドの+2σ(6万4540円)を上抜き、+3σ(6万6350円)とのレンジに入ってきた。バンドは上向きで推移しており、ナイトセッションで+2σは6万5020円、+3σが6万6920円辺りまで切り上がってきている。急ピッチの上昇で6万5000円台に乗せたことで、いったんはピーク感も意識されやすいところであろう。

 ただ、+2σを支持線とした6万5000円を固める動きをみせてくることで、買い遅れているファンドなどは先物での手当て買いを強めてくる可能性がある。6万5000円乗せで短期的にショートが積み上がりやすいもののピーク感は強まっておらず、仕掛け的に売られる局面では、その後のカバー狙いのロング対応に向かわせそうだ。

 25日の米国市場はメモリアルデーの祝日のため、ナイトセッションでは方向感は定まらないだろう。明日は祝日明けとなる米国市場の動向を見極めたいとして、利益確定に伴うロング解消の動きが入りそうである。また、トランプ大統領によるイラン情勢を巡るSNSへの投稿などにも敏感に反応しやすく、上へのバイアスが強まるなかであるが、スキャルピング中心の売買となる可能性がある。

 NT倍率は先物中心限月で16.56倍(22日は16.26倍)に上昇した。一時16.61倍まで切り上げており、5月11日につけた16.57倍を突破した。いったんはリバランスに向かわせやすいところではあるが、ソフトバンクグループなどの上昇が目立つなかで、日経平均型優位の状況である。東証プライムの過半数の銘柄が下落していたこともあり、NTロングでのスプレッド狙いが強まりやすいだろう。

 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万2248枚、ソシエテジェネラル証券が1万0919枚、バークレイズ証券が5116枚、サスケハナ・ホンコンが2244枚、野村証券が2154枚、モルガンMUFG証券が1736枚、ビーオブエー証券が1542枚、BNPパリバ証券が1353枚、JPモルガン証券が1351枚、ゴールドマン証券が1250枚だった。

 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が1万9392枚、ABNクリアリン証券が1万7468枚、バークレイズ証券が1万4409枚、JPモルガン証券が8321枚、モルガンMUFG証券が5570枚、シティグループ証券が3658枚、ゴールドマン証券が3328枚、サスケハナ・ホンコンが2574枚、ビーオブエー証券が2534枚、野村証券が1759枚だった。

株探ニュース

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