[今日の視点]貴金属=金が反発、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が反発して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高と円安を受けて買
い。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが高値での買いが見送られ、小幅安となろ
う。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は1.72ドル高の
3321.65ドル、銀が58セント高の3674セント、プラチナが6.47ドル高
の1215.27ドル、パラジウムは19.29ドル高の1074.03ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=144.61/63円で、前営業日の
大引け時点から0.34円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万5570円前後、銀は169.0円前後、プラチナ
は5335円前後、パラジウムは4600円前後。
【NY金はドル安や米国債の利回り低下が支援】
 金はきのうの海外市場は、ドル安や米国債の利回り低下を受けて買い優勢となった。
 金はドル安や米国債の利回り低下が支援要因になった。米中の通商協議が焦点となる
なか、ドル買いが一服した。前週の欧州中央銀行(ECB)理事会で金融緩和サイクル
の終了が近いことが示唆されたこともユーロ買いの要因となった。ロンドンで9日午後
に始まった米中の通商協議は、10日も続けられることになった。
 ロシアは、 ウクライナ東部 ドニプロペトロウスク州で 一段の領土を制圧したと発
表した。ロシア大統領府は「緩衝地帯」の創設が目的だとしている。トランプ米大統領
は、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談を行い、イランを巡る問題などについて協
議したと明らかにした。地政学的リスクも金の支援要因である。
 銀はきのうの海外市場は、ドル安再開や金堅調を受けて買い優勢となった。
【プラチナはドル安再開や金堅調が支援】
 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安再開や金堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナはドル安再開や金堅調が支援要因になった。米中の通商協議に対する期待感
も支援要因である。上海プラチナの出来高が増加し、高値での買いが続いている。ただ
米労働市場の減速などで景気の先行き懸念が残ることは上値を抑える要因である。
 中国乗用車協会(CPCA)によると、5月の自動車販売台数は前年比13.9%増
の196万台となった。4月は14.8%増。4カ月連続で増加したが、伸びは鈍化
し、激しい価格競争への懸念も高まっている。CPCAの崔東樹事務局長は、各メーカ
ーは品質と技術革新に重点を置くべきだとし、今年の販売目標を引き下げるよう促し
た。
<今日の予定>
・英雇用統計 2025年5月(国立統計局)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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