[今日の視点]石油=海外高で上昇へ、核開発協議でイランが優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。2025年10月限で500〜900円高程度を想定する。海外
原油が続伸したことや、円安・ドル高が国内市場を押し上げるだろう。円相場は1ドル
=144円後半で推移。
 報道によると、米国とイスラエルはイランによる低濃縮ウランの製造を一時的に認め
る可能性がある。イスラエルの脅威を排除するため、米国はイランにウラン濃縮を完全
に停止するよう要求していたが、方針を転換するようだ。この件についてトランプ米大
統領は公式に認めていないものの、イランを交渉相手として非常にタフであると述べて
おり、米国が譲歩を迫られているように見える。
 一方、米ニューヨーク・タイムズによると、米国がイスラエルの核兵器をすべて廃棄
し、中東の核兵器廃絶を約束した場合にのみ、イランは平和利用と民生利用のためのウ
ラン濃縮を3.67%に制限する。交渉で米国が押し込まれている印象である一方、イ
ランが攻勢に出ている可能性がある。イスラエルは公式に核兵器の保有を認めていない
ため、イランの主張が協議の中心となるならば、イスラエルの核兵器保有が明らかにさ
れそうだ。イスラエルが自ら核兵器保有を公表しなくとも、イランが得たイスラエルの
核関連の機密情報を公開する見通しで、協議のうえで米国は守勢に回らざるを得ない。
追い詰められているトランプ米大統領はどのように立ち回るのだろうか。

 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.03ドル高の65.32ドルで推
移。本日これまでのレンジは65.30〜65.46ドル。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 消費者信頼感指数 2025年6月(WESTPAC)
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 マネーストック 2025年5月(日本銀行)
【工業】09:30 貴金属倉荷証券流通高 2024年5月(大阪取引所)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫等級別在庫 2025年5月(大阪取引所)
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 雇用統計 2025年5月(国立統計局)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】20:00 製造業生産 2025年4月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【工業】6/11 05:30 週間石油統計(API)
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