ゴム午前=買い先行、上海高や円安を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、買い先行。寄り付きでは、上海夜間が小高く推移したことや株高
などを好感し、買いがやや優勢となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが地合い
を引き締めたことや、ドル・円が1ドル=145円台前半の円安に振れたことを好感
し、一段高となっている。TSR20は出来ず。

 午前11時38分現在のRSS3号は前営業日比0.8〜7.8円高。活発限月の
11月限は同6.4円高の296.0円、期先26年5月限は出来ず、推定出来高は
145枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、9月限のみ約定し、同230ポ
イント高の1万3870ポイント、推定出来高は37枚。

【11月限は300円台回復が視野に入る】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海高や円安を好感し、水準を引き上げてい
る。活発限月の11月限は、一時296.0円まで上昇し、節目の300円が視野に入
ってきた。
 11月限は6日の取引で297.3円まで上昇したが、同水準で切り返されると、9
日には288.2円まで下落した。300円接近では、戻り売り圧力が強いそうだ。目
先、300円の攻防が焦点になる。この価格帯の売りをこなせば、310円付近まで特
に目立った抵抗線も見当たらないことから、買いが加速する可能性がある。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は10月限と11月限が約定し、1.9セント
高と4.6セント高。TSRは20も買いが先行し、0.5〜0.9セント高で推移し
ている。
 上海ゴムは買い先行。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営
業日比140元高の1万3780元で推移している。

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