ゴム市況＝総じて続伸、上海高を好感し１１月限は３００円の攻防

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
               　ＲＳＳ３　　　   　     　　      　    ＴＳＲ２０
   2025/06　　    2025/11　      2026/05          2025/07     　  2026/06
　302.0  - 0.2   299.0  + 2.2   291.0   0.0   　227.0   0.0     228.0   0.0
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 　　　上海ゴム９月限　　　　　13,900　  　　+　125（午後3時45分時点）
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【市況】
　ゴムＲＳＳ３号は、総じて続伸。寄り付きでは、上海夜間高や米中通商協議がスイス
で合意した事項の実施の枠組みで原則合意したことを受けて、地合いを引き締めた。中
盤に入ると、日中取引の上海ゴムが夜間取引の上げ幅を縮小したことから、上値重く推
移した。終盤は手掛り材料難の中、もみ合いとなった。ＴＳＲ２０は出来ず。

　大引けのＲＳＳ３号は、前営業日比０．２円安〜２．２円高、活発限月の１１月限は
同２．２円高の２９９．０円、期先２６年５月限は同変わらずの２９１．０円、総出来
高は２１５枚、ＴＳＲ２０は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は９月限のみ約定
し、同２８０ポイント高の１万４０７５ポイント、他限月は同２８５〜２９０ポイント
安、総出来高は２１枚。

【１１月限は３００円付近の攻防】
　今日のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、上海高を背景にしっかりとした展開になった。活発
限月の１１月限は、中盤に３００．６円まで水準を引き上げた。だが、同水準で戻り売
りを浴び、３００円台を維持することは出来なかった。終値は２９９．０円だった。目
先、３００円付近の攻防になりそうだ。
　米中通商協議は５月のスイスでの会合の枠組みで合意となったが、市場のはんのうは
鈍い。市場は、織り込み済みだったようだ。ＪＰＸゴムＲＳＳ３号も、米中合意で強材
料出尽くしとなれば、目先、売り圧力が強まることが予想される。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
　シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号は出来ず。ＴＳＲ２０は序盤は買い優勢となっ
た。だが、中盤以降は売りが優勢となり、期中以降はマイナスサイドに沈む限月が目立
ち、１．６セント安〜０．２セント高で推移している。
　上海ゴムは続伸、中心限月の９月限は、夜間取引では堅調に推移し、前営業日比５５
元高の１万３８３０元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、序盤は売りが優勢とな
り、一時マイナスに沈んだ。だが、中盤以降は買いが先行し、１万３９５０元まで水準
を引き上げる場面があった。
ている。

MINKABU PRESSS

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