中東情勢の緊迫化を受けて、原油相場の値位置が大きく切り上がっている。軍事的な 緊張が高まっていたことは周知されていたが、それでも実際にイスラエルがイランに対 する攻撃に踏み切ったことは、原油相場の上昇に直結した。注目されたのはエネルギー 供給への影響だが、イランとイスラエルの双方に原油・天然ガス関連施設への攻撃が報 告されている。昨年の軍事衝突では、エネルギー関連施設は攻撃の対象にならなかった が、今回は地政学リスクという漠然とした不安心理に留まらず、原油供給障害に発展す る可能性もある。現状だと、イラン側だと製油所や貯蔵施設への攻撃が報告されている が、更に主要輸出ターミナルも攻撃されるような事態になると、原油相場への影響はさ らに拡大する可能性もある。少なくとも昨年の2度にわたる軍事衝突の時と比較して、 今回は原油価格に対する影響は大きなものになりやすい情勢と言える。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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