【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い 優勢で始まった。その後は、踏み上げの動きとなって上値を伸ばした。パラジウムの商 いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが237〜322円高、プラチナミニ が61.5〜291.0円高、プラチナスポットが9円安、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万6088枚、プラチナミニが 2060枚、プラチナスポットが3594枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは買い戻し主導で上昇】 プラチナは買い戻し主導で上昇した。中東情勢に対する懸念などを受けてテクニカル 要因の買いが入った。イランの最高指導者ハメネイ師は、トランプ米大統領による無条 件降伏の要求を拒否した。トランプ米大統領が17日にイラン攻撃計画を承認した旨を 上級補佐官らに伝えていたことが分かった。ただイランが核開発計画を放棄するかどう かを見極めるため、最終命令は発出しなかったという。イランはトランプ米大統領によ る早期会談の申し出を受け入れる見通しと、米紙ニューヨーク・タイムズがイラン高官 の情報を報じた。一方、米当局者らは、数日以内にイランに攻撃する可能性に備えてい る。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。 プラチナ先限は2008年8月以来の高値5879円を付けた。米国のイラン攻撃の 可能性を受けて上値を伸ばした。円相場は1ドル=145円台前半の円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1320.29ドルから、中途情勢の 緊張などを受けて買い優勢となった。 午前11時現在、プラチナは1333.00ドル、パラジウムが1053.78ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1272.01ドル、パラジウムが 1055.83ドル。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。