【市況】 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間の小幅安には反応が薄く、 最近の強地合いを継続し、買いが先行している。だが、中盤はいると、日中取引の上海 ゴムが伸び悩んだことを受けて、売りが先行し、マイナスサイドに振れる限月が目立っ ている。TSR20は出来ず。 午前11時44分現在のRSS3号は前営業日比10.9円安〜4.0円高。活発限 月の11月限は同3.3円安の301.7円、期先26年5月限は出来ず、推定出来高 は269枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、9月限のみ約定し、同5ポイ ント安の1万4015ポイント、推定出来高は13枚。 【11月限は節目の310円で切り返される】 今日午前のJPXゴムRSS3号は、序盤は買いが優勢となったが、その後、上海ゴ ムが伸び悩んでいることから、地合いを緩める限月が目立っている。活発限月の11月 限は、一時310.0円まで水準を引き上げたが、買いは続かず、304円付近まで軟 化している。 11月限は、5月27日の高値330.2円から6月3日の安値280.0円まで下 落の61.8%戻し水準が311.0円であり、現状、この価格帯が抵抗線となってい る。また、一目均衡表の雲の下限が303.0円であり、同水準以下で今日の取引を終 えると、終値ベースでは雲の下限が抵抗線となる。 現状、天然ゴムを積極的に買い進む材料に乏しい。実需に絡んだ買いは少ないだろ う。このため、テクニカル的に重要な水準で伸び悩むと、売り圧力が強まりそうだ。 【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】 シンガポールゴム市場は、RSS3号は6月限のみ約定し、0.5セント安。TSR は20は売りがやや先行し、0.7〜0.2セント安で推移している。 上海ゴムは総じて小高い。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、 前営業日比10元高の1万4010元で推移している。 MINKABU PRESS
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