【場況】 金が反発。ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建 て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀は2月限が下落した。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が36〜119円高、金ミニが44.0 〜122.0円高、ゴールドスポットが526円高、銀が2.0円安。 午前11時2分現在の出来高は、金が1万7306枚、金ミニが5377枚、ゴール ドスポットが566枚、銀が1枚。 【金は米国のイラン攻撃の行方が焦点】 金は米国のイラン攻撃の行方が焦点である。週末にも米国がイランを攻撃するとの見 方が強まったが、ホワイトハウスは、トランプ米大統領が今後2週間以内にイスラエル とイランの紛争に米国が介入するかどうかを決定すると発表した。米大統領はイランと の外交的解決を追求することに関心があるとした。 イングランド銀行は、政策金利を予想通り4.25%に据え置いた。中東での紛争が 激化するなか、労働市場の低迷やエネルギー価格上昇のリスクを指摘した。ベイリー総 裁は、「金利は引き続き緩やかな低下基調にある」と指摘した。 金先限は夜間取引で1万5917円まで上昇した。米国のイラン攻撃の可能性が支援 要因となった。円相場は1ドル=145円台前半で推移した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場は、米国のイラン攻撃の可能性を 受けて押し目を買われた。アジア市場では、朝方の3368.71ドルから、米大統領 が今後2週間以内にイスラエルとイランの紛争に米国が介入するかどうかを決定すると 発表したことを受けて売り優勢となった。 午前11時現在、金が3357.92ドル、銀は3628セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が3351.69ドル、銀が3632セント。 MINKABU PRESS
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