ゴム市況＝期中中心に総じて軟調、上海ゴムが中盤以降に地合いを緩める

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
               　ＲＳＳ３　　　   　     　　      　   ＴＳＲ２０
   2025/06　　    2025/11　      2026/05         2025/07     　  2026/06
　302.3  + 2.2   295.4  - 2.9   297.0   0.0   　236.0   0.0     237.0   0.0
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 　　　上海ゴム９月限　　　　　13,890　　-　120（午後3時40分時点）
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【市況】
　ゴムＲＳＳ３号は、期中中心に総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間高を受けて、買
いがやや先行する限月が目立った。その後、手掛り材料難の中、方向性に欠く展開とな
った。だが、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが地合いを緩めたことから、出来高の
多い期中限月を中心に軟調に推移した。ＴＳＲ２０は出来ず。

　大引けのＲＳＳ３号は、前営業日比３．１円安〜２．２円高、活発限月の１１月限は
同２．９円安の２９５．４円、期先２６年５月限は同変わらずの２９７．０円、総出来
高は２３８枚、ＴＳＲ２０は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は９月限のみ約定
し、同１００ポイント安の１万３９００ポイント、他限月は同１１０〜９５ポイント
安、総出来高は３５枚。

【１１月限の戻り場面は終了】
　今日のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、上海安を嫌気して出来高の多い期中が地合いを緩め
た。活発限月の１１月限は、終盤には一時２９２．１円まで下落する場面があった。こ
の値動きをみると、直近の戻り場面は、前日の３１０．０円で終了となったようだ。
　目先だが、節目の２９０．０円付近が支持になる。同水準を割り込むと、１６日の安
値２８８．６円や３日に付けた一代の安値２８０．０円が視野に入る。
　現状、ゴムのファンダメンタルズからは積極的に買い進むような材料は見当たらな
い。中東情勢が緩和するようなら、原油安からの連想売りが出てくる可能性があるとみ
る。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
　シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号は出来ず。ＴＳＲは２０は午前中から先行し、
午後は一段安となり、２．２〜１．９セント安で推移している。
　上海ゴムは軟調。中心限月の９月限は、夜間取引では買いがやや優勢となり、前営業
日比６０元高の１万４０７０元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、序盤はプラス
サイドでの取引となっていたが、中盤以降は売りが先行し、マイナスサイドに沈んだ。

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