ゴム午前=期中を中心にやや売り優勢、上海ゴムはマイナスサイドに沈む

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、期中を中心にやや売り優勢。寄り付きでは、上海夜間安となった
ものの、ドル・円が1ドル=146円台前半の前半に円安に振れていることを好感し買
いがやや優勢となり、活発限月の11月限は、プラスサイドに振れた。だが、中盤に入
ると、日中取引開始直後は上海ゴムがプラスサイドに転じたが、すぐに戻り売りを浴び
マイナスサイドに沈むと、売りが先行する展開となっている。TSR20は出来ず。

 午前11時30分現在のRSS3号は前営業日比1.3円安〜2.3円高。活発限月
の11月限は同1.3円安の294.1円、期先26年5月限は出来ず、推定出来高は
151枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、9月限のみ約定し、同75ポイ
ント安の1万3825ポイント。

【11月限は上値の重い展開】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、明日納会を迎える6月限を除き、期近限月はし
っかりとなっているが、出来高の多い期中限月は売り物がちの展開になっている。活発
限月の11月限は、序盤に297.8円まで上昇したが、買いは続かず、294円台ま
で軟化している。
 序盤の上昇は、米トランプ政権がイランの核施設を攻撃したことを背景とした原油高
からの連想買いが入った。ただ、有事の原油急騰は、短期間で沈静化することも多い。
原油高を背景として買いは慎重に対処した方が良さそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSRは20は総じて売りが優勢と
なり、0.7セント安〜0.2セント高で推移している。
 上海ゴムは総じて軟調。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、
前営業日比95元安の1万3855元で推移している。

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