プラチナ午前=プラチナは大幅続伸、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い
優勢で始まった。その後は、円高となったが、ドル建て現物相場の押し目を買われたこ
とを受けて堅調となった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 新甫2026年6月限はプラチナが5950円、プラチナミニが5927.5円でそ
れぞれ発会した。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが227〜344円高、プラチナミニ
が141.0〜283.5円高、プラチナスポットが102円高、パラジウムが出来
ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万5546枚、プラチナミニが
1008枚、プラチナスポットが2068枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル安や金堅調が支援】
 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。米連邦準備制度理事会(FRB)の
パウエル議長は、議会上院の銀行委員会で証言を行い、 利下げを急ぐ必要はないと改
めて表明した。ただ財政赤字に対する懸念などを受けてユーロが上昇した。一方、トラ
ンプ米大統領はオランダ・ハーグで開いた記者会見で、米政府が来週にもイランと核問
題を巡り協議する計画で、「合意に署名する可能性がある」と述べた。
 欧州自動車工業協会(ACEA)によると、5月の欧州連合(EU)の新車(乗用
車)登録台数は前年同月比1.6%増の92万6582台となった。1〜5月は前年同
期比0.6%減の456万6970台となった。
 プラチナ先限は2008年7月以来の高値6110円を付けた。ドル建て現物相場の
堅調が支援要因になった。円相場は1ドル=144円台後半の円高に振れた。トランプ
米大統領がパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の後任を9月か10月までに選
出・発表することを検討していると伝えられた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1358.90ドルから、ドル安を受
けて買い優勢となった。
 午前11時現在、プラチナは1382.20ドル、パラジウムが1084.01ドル
で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1315.10ドル、パラジウムが
1068.23ドル。
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