ドル円は144.40円付近 21日線を再び下回る=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の終盤に入ってドル円は144.40円付近での推移となっている。本日の為替市場はドル安が優勢となる中、ドル円も143円台に一時下落。NY時間に入って下げ渋っているものの、本日の144.50円付近に来ている21日線を再び下回る動きが出ている。

 中東情勢、貿易問題などへの警戒感が後退する中、市場は再び経済のファンダメンタルズに関心を移し始めている。FRBの利下げ期待や米上院で審議中の大型減税・歳出法案に伴う米財政赤字への警戒感などが根強いドル安期待の材料となっているようだ。

 いまのところ短期金融市場では、7月の利下げの可能性は小さいものの、9月は完全に織り込み、年末までに2回か3回の利下げで織り込みが進めている状況。本日も複数のFOMC委員の発言が伝わっていたが、7月利下げは早過ぎるとの見解も出ていた。一部の委員はインフレ抑制など条件次第では7月利下げの可能性に言及していたが、大半は秋以降と見ているようだ。

USD/JPY 144.40 EUR/JPY 169.03
GBP/JPY 198.28 AUD/JPY 94.58

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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