［本日の見通し］貴金属＝総じて軟調、ＮＹ安も米財政不安が下支え

 貴金属は、総じて軟調。金と銀はニューヨーク安を受けて売り優勢となった。プラチ
ナ系貴金属（ＰＧＭ）はプラチナがニューヨーク安を受けて軟調となった。パラジウム
は出来ず。
　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の７月の金利据え置き見通しや中東の緊張緩和が圧迫要
因になった。ただ米上院がトランプ米大統領が掲げる包括的な税制・歳出法案の審議開
始に向けた採決を実施し、賛成多数となった。米議会予算局（ＣＢＯ ）は、税制・歳
出法案の上院案について、向こう１０年間で約３兆３０００億ドルの財政赤字拡大につ
ながるという推計を公表した。米上院共和党はＣＢＯの算出を受け付けず、２０１７年
の減税延長による費用を考慮しない別の計算方法を採用する意向だが、可決されれば米
財政不安が下支えになるとみられる。
MINKABU PRESS

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