NY原油市況=反落、OPECプラスの追加増産見通しで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/08     65.15       65.82       64.50       65.11        - 0.41
  2025/09     63.75       64.37       63.11       63.85        - 0.22
  2025/10     62.60       63.18       61.99       62.76        - 0.14
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              597,687             1,983,388    ( + 2,654)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/07     234.58    + 3.86
                            2025/08     227.63    + 3.54
         改質ガソリン       2025/07     207.98    - 1.00
                            2025/08     207.21    + 0.27
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月は0.41〜
0.22ドル安。その他の限月は0.14〜0.07ドル安。
 イランとイスラエルの武力衝突が終わり、中東からの供給下振れ懸念が大きく後退し
ているほか、石油輸出国機構(OPEC)プラスが協調減産を予定よりも早く終了する
見通しであることが相場を圧迫した。5、6、7月に続き、OPECプラスは8月も日
量41万1000バレルの増産する可能性があると伝わっている。
 主要な米株価指数の一部が最高値を更新していることは支援要因。米国はドライブシ
ーズンに入っており、資産効果を背景にガソリン需要が刺激される可能性がある。週末
4日は米独立記念日の祝日で、今週末は3連休となる。
 イランの首都テヘランで対空防衛システムが起動し、複数の爆発音が聞かれた。何を
迎撃したのか不明だが、イランとイスラエルによる12日間戦争が終了した後も緊迫感
は残っている。ただ、この爆発音については迎撃システムのテストとの報道もある。
 時間外取引で8月限は64.50ドルまで軟化した後、65.82ドルまで強含んだ
が、プラス圏での推移は一時的。通常取引開始後は売りが優勢。時間外取引の値幅を維
持しつつ、マイナス圏で推移した。
 改質ガソリンの期近は売り買い交錯。ヒーティングオイルの期近は反発した。需要期
のガソリンの上値は重い。
今日の材料
・イスラエルのネタニヤフ首相が7日に米ホワイトハウスを訪問へ
・トランプ米大統領がシリア制裁を解除するための大統領令に署名
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