【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ期先2本がが反発。ドル建て現物相場の上 昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安一服やドル建て現物相場の上げ一服に 上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが22円安〜34円高、プラチナミニ が25.5〜34.0円高、プラチナスポットが7円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが4932枚、プラチナミニが382枚、 プラチナスポットが705枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは押し目を買われる】 プラチナは金の上げ一服に上値を抑えられたが、押し目は買われた。トランプ米大統 領が大型減税・歳出法案に署名し、成立した。米大統領は関税率を通知する書簡を7日 に送付するとしており、関税交渉の行方が次の焦点である。ベッセント米財務長官は関 税率の適用は8月1日からなので、合意に近づいていない国が譲歩案を提示する時間は なおあると述べた。 プラチナ先限は日中取引で6179円で戻りを売られ、6071円まで下落した。ド ル建て現物相場の戻りを売られたことや円安一服が圧迫要因になった。円相場は1ドル =144円台後半で円安が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1396.25ドルから、金軟調を受 けて戻りを売られた。 午前11時現在、プラチナは1388.70ドル、パラジウムが1133.59ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1388.60ドル、パラジウムが 1132.55ドル。 MINKABU PRESS
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