金・銀市況=金は続落、現物安が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,445    -65    15,585   -59  : 3,311.24   -31.14
銀          170.0    0.0     170.0  +1.5  : 3,655.00   -32.00
プラチナ     6,243   -108     6,020  -101  : 1,353.30   -35.30
パラジウム   5,200      0     5,200     0  : 1,107.60   -24.95
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.07   +0.85  ユーロ・ドル相場   1.1752  -0.0030
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【市況】
 金は続落。ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まったのち、円安一服も圧
迫要因になった。午後に入ると、ドル建て現物相場が軟調となったが、円を受けて下げ
一服となった。銀の商いは成立せず、先限が帳入値で上昇した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが110〜59円安、ゴールドスポットが133円
安、銀が変わらず〜1.5円高。
 推定出来高は、金が1万3404枚、金ミニが5751枚、ゴールドスポットが
930枚、銀が0枚。
【金は関税交渉の継続見通しが圧迫】
 金先限は1万5479円まで下落した。ドル建て現物相場の下落や円安一服が圧迫要
因になった。ただ米大統領のBRICSの反米政策に関する発言を受けて円安が再開し
た。円相場は1ドル=145円台前半の円安に振れた。
 上乗せ関税の一時停止期限が9日に迫るなか、トランプ米大統領は関税率の通知を開
始する。ただベッセント米財務長官は関税率の適用は8月1日からなので、合意に近づ
いていない国が譲歩案を提示する時間はなおあると述べた。関税交渉の継続見通しが金
の圧迫要因になった。一方、BRICSの反米政策に協調するいかなる国に対しても、
追加で10%の関税を課す考えが示されると、ドル高に振れた。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。前週末の海外市場では、欧州時間に上げ一服となっ
た。アジア市場では、朝方の3330.87ドルから、米国と各国の関税交渉継続見通
しを受けて売り優勢となった。午後に入ると、米大統領のBRICSの反米政策に関す
る発言を受けてドル高に振れると、3305ドル台まで下落した。
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