海外サマリー(11日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2025/ 8 3,364.0   +38.3  シカゴ大豆  2025/11 1,007.25  - 6.50
NY銀     2025/ 9 3,895.5  +165.0  シカゴコーン 2025/12   412.25  - 4.25
NYプラ    2025/10 1,469.9   +57.4  NY原油   2025/ 8    68.45  + 1.88
NYパラ    2025/ 9 1,283.20 +85.80  ドル・円               147.40  + 1.16
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。
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◎NY外為=ドル円は147円台半ばまで上昇
 NY為替市場、ドル円は147円台半ばまで上げ幅を拡大した。145円台後半に来
ている100日線できっちりとサポートされており、反転の兆しを強めている。6月高
値の148円ちょうど付近が次の上値抵抗として意識され、これを上抜ければ200日
線に向けた上昇余地が広がる。
 関税に関するトランプ大統領の強硬姿勢は続いており、今度はカナダに35%関税率
を通知したほか、EUにも新たな関税率を通知する書簡を今週中にも通知する予定。こ
れに対して為替市場はドル高の反応を見せている。関税強化は米インフレを上昇させ、
FRBの早期利下げ期待を後退させると見られている。FRBは6月以降、関税の影響
がインフレに出ると予測している。来週は6月米消費者物価指数(CPI)が発表にな
るが、前回よりも高めの数字が予想されているようだ。
◎NY貴金属=続伸、金はインフレ警戒感や安全資産として買い人気
 ニューヨーク金、銀は大幅続伸。
 金8月限は大幅続伸。時間外取引では、トランプ米大統領がカナダから輸入される製
品に35%の関税を課すとする書簡を公表したことでトランプ関税に対する警戒感が強
まり、アジア時間から20ドルを超える上昇となった。欧州時間に入ると、原油高、欧
州株が軟調に推移し、安全資産として買い人気が強まり、一段高となり、一時35ドル
超の上昇となった。日中取引では、序盤にさらに上げ幅を拡大し、55ドル超の上昇ま
で値を飛ばした。ドルが堅調に推移したことが圧迫要因となり、中盤で上げ幅を縮小も
米国株が軟調に推移から安全資産としての買いが持続、また買い戻しの動きもあり、
40ドル近い上げ幅を維持して引けた。
 銀9月限は大幅続伸。時間外取引から金の大幅高につれ高となり、100セントを超
える上昇。日中取引も上伸の勢は衰えず、一段高。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナ、パラジウムは大幅続伸。
 プラチナ10月限は大幅続伸。時間外取引では、金、銀の上伸ににつれ高となった。
欧州時間に入ると、40ドルを超える上昇を記録。日中取引では、ドル高、欧米の株式
市場が軟調に推移が逆風となったが、金、銀の大幅高に支援され、57ドルを超える上
昇幅を維持して引けた。
 パラジウム9月限は大幅続伸。時間外取引から大幅続伸となり、一時40ドルを超え
る上昇を記録。日中取引に入ってからも他の貴金属3品の上伸に支援され、暴騰とな
り、80ドル超の上昇で取引を終えた。
◎LME=反落、欧州株安・米関税不安やドル高などから売り優勢に
 アルミ3カ月物は小幅反落。2607ドルで小安く取引を開始した後に値位置を切り
上げ暫く2610ドルを前後する動きとなり、この中で2614ドルの高値を付けた。
欧州の時間帯には欧州株安を受けて値を落とし前日の安値を下抜き2589.50ドル
の安値を付けた後に買い戻された。プラスサイドには達しなかったものの2600ドル
台を回復し、小幅安で終えた。
 銅3カ月物は反落。9690.50ドルで小安く取引を開始した後はアジア株高を受
けて浮上し9719.50ドルの高値に達する場面が見られたが、その後は英国の5月
のGDPが2カ月連続のマイナス成長となったことなどを受けた欧州株安から軟化。
9606ドルの安値を付けた後は下値を切り上げた。9645ドルを抵抗線とした安も
ちあいとなったが、米国の時間に浮上した。ただ、トランプ政権がカナダに対し35%
の関税を通達したうえ、他の国にも高関税を賦課する可能性を示したことに加え、ドル
高が重石となって終盤に値を落とし下げ幅を拡大して終了。
◎NY原油=反発、中東リスクや製品相場の上昇に支援される
 ニューヨーク原油の期近は反発。
 前日、石油輸出国機構(OPEC)プラス主要8カ国が9月も生産枠引き上げを継続
の可能性から2ドル近い下げで引けたが、この日はアジア時間から小反発となった。欧
州時間から上げ幅を拡大し、1ドル近い上げ幅を維持。
 日中取引では再びイスラエルによるイラン攻撃の可能性が懸念され、中東リスクから
の買い戻しの動きもあったとみられ上げ幅を拡大。欧米の株式市場が軟調に推移したが
圧迫要因だが、ガソリン、ヒーティングオイルの製品相場が堅調に推移したことにも支
援され、昨日の下げ幅をわずかに上回る上昇となった。
 改質ガソリン、ヒーティングオイルとも上昇。ヒーティングオイルが前日の下げ幅を
大幅に上回る上昇となった。
◎シカゴ大豆・コーン=全面安、米需給緩和観測や米関税不安やドル高などで
 大豆は期近から反落。
 米農務省(USDA)発表の月例需給報告で25/26年度の生産見通しが事前予想
を上回ったうえ、輸出量見通しが引き下げられたことを受けて需給緩和見通しが示され
たことが弱材料となり売り優勢となった。また、米政権がカナダに35%の関税を通知
したことで、米政権の関税不安が高まったことやドル高も弱材料となった。
 コーンは軒並み下落。
 米農務省(USDA)が発表した月例需給報告における米25/26年度コーン生産
量予測は事前予想を下回ったうえ期末在庫率予測も引き下げられ需給引き締まり予測が
示される強気な内容だったが、材料織り込み感やトランプ政権によるカナダへの35%
の関税通知により米政権の関税不安が高まると同時にドル高となったことで売り優勢で
運ばれた。

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