[今夜の視点]海外原油=ロシアの反応次第では反発へ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油8月限は前日比0.22ドル安の66.76ドルで推
移。本日これまでのレンジは66.51〜66.99ドル。
 今晩の海外原油はロシアの反応次第か。米国はロシア産石油の輸入国に関税をちらつ
かせ、ウクライナ停戦合意を迫っており、ロシア政府の対応次第で原油相場は強含むだ
ろう。ロシア政府はこれまでにもウクライナ停戦に向けた条件を発表しているが、北大
西洋条約機構(NATO)にこの条件を満たそうとする動きはなく、ロシア政府の発表
によって緊迫感が強まるリスクがある。米国がウクライナに防衛用の兵器だけでなく、
攻撃用の兵器を供与するとの報道もある。西側の長距離兵器がモスクワを標的に入れよ
うとしているなかで、米国が要求する停戦をロシアが受け入れることはないだろう。
<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 鉱工業生産 2025年5月(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】18:00 景況感指数 2025年7月(ZEW)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 消費者物価指数 2025年6月(労働省)
【経済】21:30 製造業景況指数 2025年7月(ニューヨーク連銀)
【工業】7/16 05:30 週間石油統計(API)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 消費者物価指数 2025年6月(カナダ統計局)
【経済】21:30 製造業出荷 2025年5月(カナダ統計局)
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