ゴム午前=続落、上海ゴムの9月限は1万5000元の攻防

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は続落。寄り付きでは、上海夜間安を受けて、売りが先行した。期近
8月限は、10円超の下落となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが軟調地合い
を継続していることから、売り優勢の展開がとなっている。TSR20は出来ず。

 午前11時30分現在のRSS3号は前営業日比10.5〜1.9円安。活発限月
12月限は同4.0円安の322.8円、期先26年7月限は出来ず、推定出来高は
301枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、40ポイン
ト安、推定出来高は68枚。

【12月限は調整安場面が続く】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海ゴムの下落を背景に売りが優勢となってい
る。活発限月の12月限は寄り付き直後に322.5円まで下落した。その後、326
円台に戻すなど、下げ渋りをみせていたが、日中取引の上海ゴムが一段安となったこと
から、323円台に水準を引き下げている。
 上海ゴムの中心限月の9月限は、28日の夜間取引で1万4980元まで下落する場
面もあり、節目の1万5000元を下抜いた。その後、1万5000元台を回復して、
夜間取引を終えたが、日中取引では、再び1万5000元の攻防となっている。
 9月限は、25日までの10営業日で陰線が2本しかなく、一方的な上昇相場となっ
ていた。終値ベースで節目の1万5000元を下抜くと、目先、調整色が一段と強ま
る。その場合、JPXゴムRSS3号の12月限は、節目の320円割れを視野に入れ
た展開になるとみ割れ

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSRは20は売りが先行し、
2.6〜0.6セント安で推移している。
 上海ゴムは大幅高。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営業
日比240元安の1万5000元で推移している。

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