シカゴ大豆市況=期近〜期中は続落、米国産大豆の良好な作柄を受け売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/08    987.75      990.75      976.75      981.75      - 7.00
   2025/09    991.50      994.75      984.50      989.50      - 3.00
   2025/11  1,010.00    1,013.75    1,004.50    1,009.50      - 2.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       269,470         302,123         859,256 (- 26,560)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(8月4日−8月8日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
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 大豆は総じて続落。終値の前営業日比は7.00セント安〜0.25セント高。中心
限月の11月限は2.00セント安の1009.50セント。

 米農務省(USDA)が前日日中取引終了後に発表した作柄報告で、大豆の良以上の
比率が上昇し70%台を回復したことが弱材料となった。閣僚級の米中関税協議の進展
期待が買い支援材料となって一部限月はプラスサイドで終えたが、多くの限月は米国の
良好かつ順調な大豆生育が重石となって軟調となった。
 11月限は1010セントで取引を開始した後に浮上したところで軟化に転じ、欧州
の時間帯には1010セントを割り込んだ。米国の時間帯に買い戻されて1013.
75セントの高値まで浮上したが転売を受けて値を沈め一時は1004.50セントの
安値まで下落。終盤に買い戻されたものの、プラスサイドへの浮上に至らず終了。
 勢力の強い寒冷前線が南下している影響で、コーンベルト西部及び南部プレーンズ、
中部及び南部ではここ数日は雨が続く見込み。中西部全域の気温は週を通して27℃以
下にとどまる模様。
 8月3日から7日は多くの地域で、気温は平年以下から平年並み、雨量は北東部では
、平年以下から平年並みになるだろう。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
 プレーンズでは南部では最高気温が36℃と高温になっている。一方の北部では低温
の中、雨が発生。
 南部では乾燥傾向がこの数週間にわたって続き、広い範囲で表土の土壌水分が乾燥。
また、猛暑も続いている。

 大豆製品は、大豆粕は大豆の軟調を受けて売り優勢となった。一方の大豆油は堅調。
原油の堅調な動きが手掛かりとなって買い優勢となった。
 大豆粕12月限は前日比2.80ドル安の276.5ドルで終えた。
今日の材料
・米コーンベルトでは強風など荒天となり雹被害が発生。
・コーンベルト西部及び南部プレーンズ、中部及び南部ではここ数日は雨が続く
 見込み。
・中西部全域の気温は週を通して27℃以下にとどまる模様。

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