ゴム市況=総じて下落、上海安を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                    RSS3                     TSR20
    2025/07      2025/12      2026/07         2025/08       2026/07
  316.9  - 3.1   315.9  - 6.7  320.0   0.0     249.0   0.0    250.0   0.0
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    上海ゴム9月限     14,590   - 405 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて下落。序盤は、上海夜間安を受けて売りが先行した。中盤に
入ると、日中取引の上海ゴムが下げ幅を拡大したことを受けて、一段安となった。終盤
は今日の安値圏でのもみ合いとなった。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比7.5円安〜変わらず、活発限月の12月限は同
6.7円安の315.9円、期先26年7月限は同変わらずの320.0円、総出来高
は483枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は同380〜335ポ
イント安、総出来高は1126枚。
【中国製造業PMIは4カ月連続で50割れ】
 今日の中国国家統計局から発表された7月の中国製造業購買担当者景気指数(PM
I)は49.3となり、4カ月連続で景況感の分かれ目とされる50を下回った。詳細
をみると、新規輸出受注指数が47.1と6月の47.7から低下し、15カ月連続で
50を下回った。また、新規受注も低下しており、輸出需要、国内需要ともに減速して
いる。
 また、同時に発表した非製造業PMIは50.1となり、前月の50.5から低下し
た。昨年11月以来の低水準となった。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は26年1月限のみ約定し、3.3セント安。
TSRは20は午前中から売りが優勢で推移し、午後は下げ幅を拡大する展開となり、
4.5〜1.9セント安で推移している。

 上海ゴムは大幅安。中心限月の9月限は、夜間取引から売りが先行し、前営業日比1
95元安の1万4800元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、ジリ安調の展開に
なり、一時1万4570元まで水準を引き下げた。

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