ゴム午前=やや売り優勢、上海安を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号はやや売り優勢。寄り付きでは、上海夜間安を映し、売り優勢で推移
した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが夜間取引の下げ幅を縮小していることか
ら、下げ渋りを見せている。TSR20は出来ず。
 午前11時41分現在のRSS3号は前営業日比2.8〜0.5円安。活発限月1月
限は同1.2円安の316.0円、期先26年7月限は出来ず、推定出来高は133枚
(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は9月限と1月限が約定し、25ポイント安
と同40ポイント高、推定出来高は24枚。

【中国小売売上高は予想を下回る低調】
 中国国家統計局が15日に発表した7月の中国小売売上高は、前年比3.7%増加と
なり、市場予想の4.5%増加、前月の4.8%増加をともに下回った。これにより、
年初来前年比は4.8%増加となり、前月まで5.0%増加から低下した。
 同時に発表された7月の中国鉱工業生産は、前年比5.7%上昇となり、こちらも市
場予想の6.3%上昇、前月の6.8%上昇をともに下回った。中国景気は、依然とし
て本格的な回復には遠く、世界最大の天然ゴム市場である同国の経済の不振は、天然ゴ
ム需要に影を落としそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSRは20は買いがやや優勢とな
り、0.7〜1.2セント高で推移している。
 上海ゴムは堅調。午前11時00分現在、指標限月の2026年1月限は、前営業日
比70元安の1万5725元で推移している。

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