[8月18日からの1週間の展望]
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週間高低(カッコ内は日付) 8月12日〜8月15日
始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比
<東 京> 先限 39,000 39,600 39,000 39,000 0
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<シカゴ>15日終値 前週末比 |8月10日現在の米国産コーン作柄報告
25/ 9 383.75 + 1.00 |シルキング(94% 前週88%前年 93%、平年95%)
25/12 405.25 - 0.25 |ドウ (58% 前週42%前年 58%、平年58%)
|作柄報告
|「良」以上:72%(前週73%、前年67%)
|「劣」以下: 7%(前週 7%、前年10%)
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 147.12円 前週末比 0.29円の円高
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【前週のレビュー】シカゴコーンは月例需給報告とクロップツアーが注目材料。需給
報告で米国産コーン25/26年度の生産量が上方修正される可能性が高い。需要が据
え置きなら期末在庫は上方修正となり、改めて弱材料視されるだろうとした。
【シカゴコーンは期末在庫の上方修正で一代安値を更新】
シカゴコーンは期近12月限を含め、一代安値更新する限月が続出し、下値模索とな
った。作柄報告で良以上が豊作の目安となる70%を超える状態が続いているうえ、
12日に米農務省(USDA)から発表された月例需給報告で新穀、旧穀とも期末在庫
が前月の予想から上方修正され、需給緩和予想が示されたことが弱材料となった。
8月の月例需給報告によると、米国産コーンの新穀にあたる25/26年度の期末在
庫率は13.3%となり、7月の10.8%から、2.5%の上方修正となった。需要
予想も上方修正されたが、生産予想が167億4200万Buとなり、事前予想平均の
159億9100万Buを大幅に上回った。期末在庫率が13%台となり、旧穀の
8.5%と比べ、5%近く多い。昨年より作付け面積が大幅に増え、米中西部産地の天
候は生育に適した状態が続き、生育は順調に進み、豊作観測が強い。
18日から21日にプロファーマーのクロップツアーが実施される。クロップツアー
の結果報告が材料視されそうだ。
指標の期近12月限は、今月12日に392セントまで下落し、一代安値を更新。下
げ止まり感はあるが、400セントの節目が抵抗線になっている。400セント超えと
なると、買い戻しが増えるとみる。クロップツアーで豊作観測が認識されれば、390
セント割れまで下落し、再度、一代安値を更新シナリオが描ける。
【とうもろこしはの取引は事実上、終焉】
とうもろこしは、14日時点の総取組高は12枚のみ。各限月の取組高が1ケタ、ま
たはゼロ状態で、事実上、取引は終焉。新規売買は参加しにくい。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
18日 ユーロ圏貿易収支 2025年6月(EUROSTAT)
米週間穀物輸出検証高(USDA)
米国産コーン・大豆作柄報告(USDA)
19日 ユーロ圏国際収支 2025年6月(ECB)
米住宅着工・許可件数 2025年7月(商務省)
20日 機械受注 2025年6月(内閣府)
貿易収支 2025年7月速報(財務省)
政策金利公表(NZ準備銀行)
独生産者物価指数 2025年7月(連邦統計庁)
英消費者物価指数 2025年7月(国立統計局)
ユーロ圏消費者物価指数 2025年7月確報(EUROSTAT)
米FOMC議事録公表 7月29-30日(FRB)
21日 ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年8月速報(Markit)
ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年8月速報(Markit)
米新規失業保険申請件数(労働省)
米製造業景況指数 2025年8月(フィラデルフィア連銀)
米中古住宅販売統計 2025年7月(全米不動産協会)
米週間穀物輸出成約高(USDA)
22日 消費者物価指数 2025年7月(総務省)
独国内総生産 2025年4-6月期確報(連邦統計庁)
英小売売上高 2025年7月(国立統計局)
建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS
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