ゴム市況=総じて続伸、円安などを背景に上海安をこなす

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                   RSS3                        TSR20
    2025/08      2026/01       2026/07         2025/09       2026/08
  330.4  + 1.6   316.8  + 0.3   318.0   0.0     249.0   0.0    250.0   0.0
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    上海ゴム1月限     15,580   - 195 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて続伸。序盤は、上海夜間が小動きとなったものの、ドル・
円が1ドル=148円台半ばの円安に振れていることを好感し、買いが優勢となった。
中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが下落したことを受けて、上げ幅を縮小、一部限月
はマイナスサイドに沈んだ。だが、終盤にかけて、ドル・円が148円台後半の円安と
なると、地合いを引き締めた。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比変わらず〜2.6円高、活発限月の1月限は同
0.3円高の316.8円、期先26年7月限は同変わらずの318.0円、総出来高
は339枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は同145〜95ポイ
ント安、総出来高は257枚。

【1月限はしっかり】
 今日のJPXゴムRSS3号は、上海ゴムが軟化したものの、円安などを手掛かり、
地合いを引き締めた。活発限月の1月限は、中盤は上海安を受けて、315.0円まで
下落したが、終盤は買いが優勢となり、プラスサイドに転じて取引を終えた。
 現状、1月限は、310〜320円前後のレンジ相場となったきた。先週に比べる
と、レンジが5円切り下がった格好となっている。目先のポイントは、20日の安値3
10.0円の攻防になる。同水準を割り込むと、7日の安値305.3円や節目の30
0円を試すことになりそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSRは20は売りが優勢となり、
2.2〜1.4セント安で推移している。

 上海ゴムは下落。中心限月の1月限は、夜間取引では方向感に欠ける展開となり、前
営業日比10元高の1万5765元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、序盤から
売り先行し、中盤には1万5515元まで水準を引き下げた。ただ、1万5500元割
れが回避されると、終盤は今日の安値圏で小動きとなっている。

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