プラチナ市況=プラチナは総じて小幅安、現物相場の反落で売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         16,065    + 6    16,223  新甫  : 3,379.14   + 3.77
銀          173.9    0.0     182.0  新甫  : 3,846.00   -28.00
プラチナ     6,207      0     5,906  新甫  : 1,347.70   + 6.87
パラジウム   5,300      0     5,300  新甫  : 1,097.64   + 2.51
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.68   +0.01  ユーロ・ドル相場   1.1623  -0.0003
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて小幅安。ニューヨーク高を受けて
買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服と円高一服を受け、もみ
合いとなり、期先6月限は正午前に14円高で推移。午後に入り、ドル建て現物相場の
反落から売り優勢となる限月が目立つ展開となった。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 新甫2026年8月限はプラチナ標準が5932円で発会し、発会値より値下がりし
て引けた。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが19円安〜2円高、プラチナスポットが
185円安、パラジウムが出来ず。
 推定出来高は、プラチナが4433枚、プラチナミニが516枚、プラチナスポット
が3246枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはエヌビディアの決算後の動きに注意】
 プラチナは一時、期中2月限から期先6月限が2ケタ高で推移したが、後半に上げ幅
を削り、12円安〜2円高で引けた。今日、発会した26年8月限は、期先6月限に対
しわずかに上ザヤで推移し、先限のつなぎ足では小幅高。ただし発会値5932円より
下落して引けた。新甫発会日だったが、閑散商い。
 先限は6000円が抵抗線。金が堅調に推移ながら、プラチナ期先は一段高にはなら
ず、小幅安。日経平均株価、上海総合指数とも買い優勢となったが、プラチナ市場への
波及効果は限定的。
 明日の日本時間の午前5時にAI(人口知能)生成大手のエヌビディアが第2四半期
の企業業績を発表する。ナスダックス指数、世界の株式市場のみならず、工業品中心に
商品市場にも間接的に影響があるとみられ、明日の午前5時以降の値動きに注意が必
要だ。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、上値重く推移。朝方の1351.60ドルから、ド
ル高となったが、押し目を買われた。午前11時過ぎに1356ドル台まで上昇。しか
し1350ドル台半ばでは買いが続かず。午後になり、1349ドル台に軟化場面があ
った。下値を切り上げたが、午後4時前から再軟化し、1340ドル台前半で低迷。
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