●週間見通し金、FRB独立性の懸念で過去最高値を試す=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週の金相場は3400ドル台前半から3500ドル台前半まで値上がりする展開に
なった。終値で過去最高値を更新した。トランプ米大統領が米連邦準備制度理事会(F
RB)のクック理事の解任を表明したことを受けて、FRBの独立性に対する懸念が金相
場を押し上げた。クック理事は解任に反発して司法判断を仰ぐ方針を示しており、大統
領とFRB理事の法廷闘争という異常事態が、安全資産である金相場を押し上げた。米
利下げ観測の強さもポジティブ。米金利・ドルともに上値を抑えられている。
 今週も押し目買い優勢の展開になる見通し。FRBの独立性を巡る懸念が解消されな
い場合、安全資産としての買いが膨らみやすくなる。裁判所での審理が始まったが、ど
のような結果になっても混乱は避けられない。特にドルの上値の重さが維持されると、
3500ドル定着から過去最高値更新が打診されよう。イベントリスクとしては9月5
日に8月雇用統計が発表される。前月に続いて雇用市場の減速が確認されると、利下げ
期待の強化から米金利低下・ドル安圧力が金相場を押し上げる見通し。
 予想レンジは3480〜3570ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。