ゴム午前=総じてしっかり、上海ゴムの堅調地合いを好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は総じてしっかり。寄り付きでは、上海夜間が小動きとなったことか
ら、手掛り材料難となり、夜間取引と同値圏で推移した。中盤に入ると、日中取引の上
海ゴムがやや買い優勢で推移したことから、薄商いの中、地合いを引き締める限月が目
立った。TSR20は出来ず。
 午前11時50分現在のRSS3号は前営業日比0.5円安〜2.8円高。活発限月
の2月限は同1.3円高の316.4円、期先26年8月限は出来ず、推定出来高は
49枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、30〜85ポイント高、推定出来
高は60枚。

【中国製造業PMIは5カ月連続で50を下回る】
 8月31日に中国国家統計局が発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)
は、49.4となり、景況感の分かれとされる50を5カ月連続で下回った。同国経済
は、トランプ関税の影響から米国向け輸出が減少しているうえ、依然として不動産不況
も続いている。また、地方財政の悪化も懸念されており、景気回復には時間が掛かりそ
うだ。
 なお、本日発表されたRatingDog(旧財新)製造業PMIは、50.5と前
月の49.5から改善し、景況感の分かれ目とされる50.0も上回った。50.0を
上回ったのは6月以来、2カ月ぶりのこと。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSRは20は売りがやや先行し、
1.2〜0.9セント安で推移している。
 上海ゴムは総じて軟調。午前11時00分現在、指標限月の2026年1月限は、前
営業日比25元安の1万5805元で推移している。

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