NY貴金属引け速報=総じて大幅続伸、金は米株安で安全資産として買われる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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    金   25/10  3562.9  + 75.7       プラチナ    25/10   1412.2  + 41.7
         25/12  3592.2  + 76.1               26/ 1   1424.6  + 41.1
    銀   25/12  4159.2  + 86.9      パラジウム    25/12   1153.30 + 29.30
        26/ 3  4207.8  + 87.6               26/ 3   1164.10 + 28.90
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 ニューヨーク金、銀は続伸。前日比は金が75.7〜77.6ドル高、中心限月の
12月限が76.1ドル高、銀が86.1〜89.2セント高、中心限月の12月限は
86.9セント高。
 金12月限は大幅続伸。時間外取引は週明けからドル建て現物価格の急伸を受け、一
時、3570ドル台後半まで値を飛ばし、50ドルを超える上昇となった。欧州時間に
入り、ドル高が圧迫要因となり、36ドル超の上昇で推移。日中取引開始後は、序盤、
30ドル超の上昇でもみあった。その後、3連休明け米国株が大幅安となると、安全資
産としての買い意欲が強まり、再度、上げ幅を拡大した。8月のISM米製造業景気指
数が事前予想を下回り、米景気への先行き不安も追い風となった。8月29日に米連邦
控訴裁判所が「トランプ大統領の包括的な対外関税の大半は違法」と判断したことでト
ランプ政権の先行き不安も金買いを後押し、3600ドルを試すまで上げ幅を拡大し
た。米長期金利の上昇でドル高となったが、中盤から後半も高値圏で推移した。
 銀12月限は大幅続伸。時間外取引から続伸し、一時4200セントに接近するまで
上値を伸ばした。日中取引は、金の一段高と足並みを合わせ、一段高となった。時間外
取引の高値を超えられず、上げ幅を縮小したが、続騰で引けた。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナは大幅続伸、パラジウムは大幅高。前日比は
プラチナが31.4〜42.2ドル高、中心限月の10月限が41.7ドル高、パラジ
ウムは28.70〜31.20ドル高、中心限月の12月限は29.30ドル高。
 プラチナ10月限は大幅続伸。時間外取引から金、銀の続騰、ドル建て現物相場の
1400ドル乗せを背景に欧州時間も40ドル近い上げ幅を維持した。日中取引開始
後、金、銀が再度、上げ幅を拡大したことにつれ高となり、一段高となった。中盤に米
株が大幅安となり、利食い売りの動きもあり、上げ幅を縮小したが、1410ドル台を
維持して引けた。
 パラジウム12月限は大幅高。先週金曜日の取引で小幅安で引けたが、時間外取引は
一時50ドル高まで急騰。日中取引後も高値を離れたが、他に貴金属の上伸に対して出
遅れ感もあり、堅調に推移した。
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