ゴム市況=総じて続伸、午後は上海ゴム軟化を受け上げ幅縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                       TSR20
  2025/09      2026/02       2026/08       2025/10       2026/09
 323.4 + 2.4   318.7  + 1.0   317.0   0.0   258.0  + 3.0   255.0  + 3.0
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    上海ゴム1月限     15,900   - 45 (午後3時45分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて続伸。寄り付きでは、上海夜間が小幅高となったことを受け
て、買いがやや優勢となり、期中は上げ幅を拡大した。中盤に入ると、日中取引の上海
ゴムが伸び悩む中、円安などを手掛かり、しっかりと推移した。だが、その後は、日中
取引の上海ゴムがマイナスサイドに転じたことから、上げ幅を縮小させる限月が目立っ
た。TSR20は出来ず。上海天然ゴム先物も出来ず。

 大引けのRSS3号は前営業日比変わらず〜4.0円高、活発限月の2月限は同1.
0円高の318.7円、期先26年8月限は同変わらずの317.0円、総出来高は3
85枚、TSR20は全限が同3.0円高。上海天然ゴム先物は40〜90ポイント
高。

【タイオファーがレンジ下限を下抜く】
 9月に入り産地相場がこれまでのレンジ下限から下放れた。9月2日のタイ南部の天
然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比0.04バーツ高
の69.58バーツが提示されている。
 タイオファーは、6月6日以降、72〜73バーツ台を中心として値動きが続いてい
たが、8月1日に71バーツ台に下落すると、8月中は70〜71バーツ台での取引と
なった。だが、9月1日に69.54バーツが提示され、8月のレンジから下放れた。
 産地タイは、来月には増産期に入る。今年は、産地の天候は例年通りとの予報が出て
いる。供給障害が発生しなければ、一段安となる可能性がある。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSRは20は総じて小じっかりと
した展開になり、0.1セント安〜0.3セント高で推移している。

 上海ゴムは総じて小安い。中心限月の1月限は、夜間取引では買いがやや先行し、前
営業日比30元高の1万5975元で取引を終えた。日中取引に入ると、序盤は買いが
先行し、一時に1万6025元まで上昇した。だが、同水準で戻り売りを浴びると、売
り物がちの展開となり、1万6000元を割り込んでいる。

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