[今夜の視点]シカゴ大豆=需給報告を控えてさらに買い戻しが続くか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引はもみ合い。11月限は1030セント台前半のもみ合いとな
っている。引け後の作柄報告では、「良」以上の割合が64%(前週65%、前年
65%)、「劣」以下の割合が10%(前週10%、前年10%)と若干悪化してい
た。
 前日の当欄で、12日の米農務省(USDA)の月例需給報告に向けて、買い方、売
り方ともに玉整理主体となることが予想され、どちらが優勢となるかで値動きの高下も
決まりそうだとしたが、前日はひとまず売り方の買い戻しが優勢となった。コーンベル
ト北部の冷え込みに神経質になるなか、作柄が若干悪化していたことを考えると、今夜
もその傾向が続く可能性がある。

 前日のシカゴは反発。週間輸出検証高は45万トン台とインパクトがなかったが先週
末以降のミネソタ州やウィスコンシン州などのコーンベルト北端での降霜に加えて、ア
イオワ州、イリノイ州などの主要生産州でも北部では4℃以下に冷え込むところが見ら
れることもあって、コーン以上に神経質となり、12日のUSDAの月例需給報告を控
えて、売り方の買い戻しの方が優勢となった。

 11月限は1035.00セントまで上昇した後、引けも1033.75セントとほ
とんど下げずに1030セント台を維持した。

<今夜の予定>
◆ フランス ◆
【経済】 15:45 鉱工業生産指数 2025年7月(INSEE)
◆ アメリカ ◆
【工業】 9/10
05:30 週間石油統計(API) 2025年9月10日(水曜日)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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