[今日の視点]貴金属=軒並み下落、現物安が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、軒並み下落して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の下落を受け
て売り優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安を受け
て軟調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は13.61ドル安
の3635.40ドル、銀が59セント安の4077セント、プラチナが21.12ド
ル安の1370.57ドル、パラジウムは12.85ドル安の1135.22ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=147.34/36円で、前営業日の
大引け時点から0.28円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万7370円前後、銀は192.0円前後、プラチナ
は6100円前後、パラジウムは5400円前後。
【NY金は米FRBの利下げ見通しが支援】
 金はきのうの海外市場は、米雇用者数の年次改定で下方修正されたことを受けて一代
高値を更新したが、ドル安が一服したことから、利食い売りが出て上げ一服となった。
 金は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しが支援要因になった。米労働省労働
統計局(BLS)が発表した統計で、今年3月までの1年間の米国の雇用創出が従来の
推計より91万1000人下方修正された。下方修正幅は同統計史上で過去最大。1カ
月当たりでは7万6000人近い下方修正となる。確報値の発表は来年2月。年次改定
の発表前の段階では、雇用者数は3月までの1年間に約180万人増だった。米連邦準
備理事会(FRB)は来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの
利下げを実施し、10・12月の会合でも利下げを決定するとの観測が高まった。今夜
は8月の米生産者物価指数(PPI)の発表がある。
 トランプ米大統領は、インドとの間で貿易障壁に対処するため交渉を継続していると
明らかにし、数週間内にモディ首相と協議することを楽しみにしているとした。また米
大統領はロシアのプーチン大統領に圧力をかける戦略として、中国とインドに100%
の関税を課すよう欧州連合(EU)に求めたという。一方、イスラエルは、カタールの
首都ドーハでイスラム組織ハマス指導部を狙った空爆を実施した。イスラエル当局者に
よると、パレスチナ地区ガザの停戦交渉チームを率いるハリル・アル・ハイヤ氏を含む
ハマス幹部らが標的だった。
 銀はきのうの海外市場は、ドル高や金の上げ一服を受けて売り優勢となった。
【プラチナはドル高や金の上げ一服が圧迫】
 プラチナはきのうの海外市場は、ドル高や金の上げ一服を受けて売り優勢となった。
 プラチナはドル高や金の上げ一服が圧迫要因になった。米雇用数の年次改定で91万
1000人下方修正された。ただ米連邦準備理事会(FRB)は来週の連邦公開市場委
員会(FOMC)で0.25%ポイントの利下げを実施するとの見方からドル安が一服
した。今夜は8月の米生産者物価指数(PPI)の発表がある。一方、欧州連合(E
U)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、欧州議会で、今後1年間の活動方針を
表明する一般教書演説に臨む。
<今日の予定>
・中国消費者物価指数 2025年8月(国家統計局)
・中国生産者物価指数 2025年8月(国家統計局)
・米生産者物価指数 2025年8月(労働省)
・米卸売在庫 2025年7月確報値(商務省)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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