小動き、前日の米雇用者数・年次改定めぐる振幅の後、このあとは米PPI=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
小動き、前日の米雇用者数・年次改定めぐる振幅の後、このあとは米PPI=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、小動き。ドル円は147.27-147.59までの狭いレンジで売買が交錯している。ユーロドルは序盤に売りが入る場面があった。ロシア・ドローンがポーランド領内に侵入し、これを撃墜したとの報道にユーロ売りの反応がみられた。ユーロドルは1.1718レベルを高値に一時1.1683レベルまで下押しされた。しかし、すぐに1.17付近へと買い戻されている。ポンドドルは1.3513-1.3545での上下動。いずれも前日NY終値を挟んで振幅するにとどまっている。昨日の米雇用者数の年次改定をにらんだドル売りと、その後のドル買戻しの動きに、市場は疲弊したようだ。このあとは米生産者物価指数(PPI)発表が控えている。そして、あすには米消費者物価指数(CPI)が発表される。

 ドル円は147円台半ばでの取引。東京昼過ぎの147.27レベルを安値に、ロンドン序盤の147.59レベルを高値とするレンジで売買が交錯している。前日NY終値147.41を挟んで揉み合っている。欧州株や米株先物・時間外取引は概ねプラス圏で推移。この後の米8月生産者物価指数の結果を見極めたいとのムードになっている。

 ユーロドルは1.17付近での取引。ロンドン朝方に1.1718レベルの高値をつけたが、その後一時1.1683レベルまで下押しされる場面があった。ロシア・ドローンがポーランド領内に侵入し、これを撃墜したとの報道にユーロ売りの反応がみられたようだ。フォンデアライエン欧州委員長は、ロシアへの追加制裁が必要、領空侵犯後、欧州はポーランドと完全な連帯を示す、などとした。ただ、ユーロ売りは一時的にとどまり1.17付近へと買い戻されている。ユーロ円は172.39から172.75までのレンジで売買が交錯している。対ポンドではユーロは上値重く推移している。

 ポンドドルは1.35台前半での取引。ロンドン朝方の1.3513レベルを安値に、ロンドン時間には1.3545レベルまで高値を伸ばした。ポンド円はじり高。東京早朝の199.21付近からロンドン時間には199.71付近まで買われている。ユーロポンドは0.8640-0.8661のレンジでユーロ売り・ポンド買いが優勢。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

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