シカゴ大豆市況=続伸、やや弱気な需給報告にも商品全面高の流れで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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               始 値   高 値    安 値   帳入値    前日比
  2025/09      ---        ---        ---         1025.75     +10.50
  2025/11     1034.50      1049.00      1028.00     1046.25     +12.75
  2026/01     1053.50      1067.50      1047.25     1065.25     +12.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物        未入電         175,654         889,098  (+ 10,263)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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     米 国 大 豆( 9月12日発表)     単位:百万Bu
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                              2025/26年度             2024/25年度
         発表日            9/12      8/12          9/12      8/12
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     作付面積         81.1      80.9          87.1      87.1
     収穫面積         80.3      80.1          86.1      86.1
     単  収         53.5      53.6          50.7      50.7
     期初在庫          330       330           342       342
     生  産        4,301     4,292         4,366     4,366
     輸  入           20        20            27        25
     供給合計        4,651     4,642         4,736     4,734
     圧  砕        2,555     2,540         2,430     2,430
     輸  出        1,685     1,705         1,875     1,875
     種  用           73        73            70        70
     その他            37        34            31        29
     需要合計        4,351     4,352         4,406     4,404
     期末在庫          300       290           330       330
     農家平均価格       1000      1010          1000     1,000
     在庫/消費率        6.9       6.7           7.5       7.5
     ─────────────────────────────

 注)作付面積=百万エーカー、収穫面積=百万エーカー、単収=Bu/エーカー、
   農家平均価格=セント、在庫/消費率は%
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*米気象庁発表の6−10日予報(9月18日−9月22日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並み〜上回る。
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 大豆は続伸。終値の前営業日比は6.50〜12.75セント高。中心限月の11月
限は12.75セント高の1046.25セント。

 注目の米農務省(USDA)の月例需給報告は、米国産についてはやや弱気される内
容となり発表直後に大きく下振れしたものの、商品全面高の流れもあって安値からは大
きく切り返して、下値の売り方の踏み上げ模様となり急伸した。
 米国産の内容についても、作付面積が近年ではかなり低水準であることや、昨年単収
が随時下方修正されて行った経緯もあり、現時点の単収は重要視されないとの指摘も聞
かれた。
 また14〜17日にかけて、ベセント米財務長官と中国の何立峰副首相がスペインの
マドリードで貿易交渉に臨むと報じらていることも輸出問題の解決を期待されて買い材
料となった。9月当限は堅調納会。
 11月限は1034.50セントで取引を開始。アジアの時間帯の時間外取引では
1034セント台を中心とした小幅なもみ合いが続いた。米国の時間帯には需給発表後
に乱高下してこの日の安値となる1028.00セントから1040セント台まで急反
発。高値は1049.00セントまであった。

 米農務省(USDA)の月例需給報告で、25/26年度の米国産大豆の生産高は
43億0100万Buと、前月の42億9200万Buから上方修正された。需要では
輸出が16億8500万Buと、前月の17億0500万Buから下方修正された。期
末在庫は3億Buと、前月の2億9000万Buから上方修正された。期末在庫率は
6.9%と、前月の6.7%から上昇した。
 ブラジルの25/26年度生産高は1億7500万トン、アルゼンチンは4850万
トンと、ともに前月から据え置かれた。

 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトの降雨は南北ダコタ州〜五大湖地域北部などの北辺の地域に限られた。
その他の地域で高めの気温となり、コーンや大豆の生育には好ましいものとなってい
る。ただコーンベルト南部では、また成熟していない作物にとって土壌水分不足が懸念
される。
 今後数日間、ロッキー山脈南部〜プレーンズ北部にかけての帯状の地域でまとまった
降雨(25〜75ミリ、局地的にはそれ以上)が見込まれる。その他の地域でも米国北
西部、五大湖地域、南北カロライナ州などでも降雨が発生するが、おおむね雨量は限ら
れる。メキシコ湾岸から北上してオハイオ川、ミシシッピ川中流域では降雨はなく、夏
並みの高めの気温が見込まれる。
 6〜10日予報に関しては、9月11〜15日は、全米で平年並み〜上回る気温が見
込まれ、とくに米国南央部〜コーンベルト南部の地域では季節外れの高温になる可能性
が高い。雨量については、米国北西部や米ガルフ西部〜テネシー川流域の地域で平年を
下回るが、プレーンズ、米国南西部、コーンベルト北部、フロリダ半島では平年を上回
りそうだ。

*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。

 プレーンズでは、モンタナ州、南北ダコタ州とその周辺で散発的な降雨が発生してい
る。プレーンズ北部の降雨は農作業を停滞させているが、土壌水分を改善させて、今後
作付けられる冬小麦にとっては好ましいものとなっている。
 一方、プレーンズ中部や南部では高温で雨の無い天気となっており、夏作物の成熟や
収穫には好都合となっている。
 米国南部では、降雨はフロリダ半島とテキサス州南深部に限られている。ミシシッピ
川下流のデルタ地域以西では、これまでの低めの気温から一転して高温となり、12日
の最高気温が35℃以上となるところも出そうだ。高温乾燥で表層土の水分は減少しそ
うだが、成熟や収穫は進展しそうだ。

 大豆製品は、大豆粕・大豆油はともに続伸。大豆が騰勢を強めたことで買い意欲が強
まった。また9月当限は大豆油は堅調、大豆粕は変わらずで納会した。
 大豆粕12月限は前日比0.90ドル高の288.60ドル。
今日の材料
・コーンベルトの降雨は南北ダコタ州〜五大湖地域北部などの北辺の地域に限定的。
・コーンベルトのその他の地域で高めの気温となり、コーンや大豆の生育には好ましい
 ものとなっている。
・コーンベルト南部では、また成熟していない作物にとって土壌水分不足懸念。

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