株価指数先物【昼】 ハイテク株物色がショートカバーを誘う

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比110円高の4万4750円(+0.24%)前後で推移。寄り付きは4万4500円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万4505円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直後には4万4370円まで下げ幅を広げる場面もみられた。ただし、東京エレクトロン<8035>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への物色が継続するなか、終盤にかけてショートカバーを伴ってのリバウンドにより、4万4790円まで買われる場面もみられた。

 東京エレクトロンの上昇率が6%を超えたほか、売り先行で始まったアドバンテスト<6857>[東証P]がプラス圏を回復するなかで、先物市場は短期筋のショートカバーを誘う形になったようだ。日経225先物はボリンジャーバンドの+2σ(4万4640円)を上回ってきており、後場は同バンドが支持線として機能するかを見極めながらの展開になりそうだ。日経平均株価は再び4万5000円台に乗せたことで、同水準での底固めの動きをみせてくると、終盤にかけてカバーの動きが強まる可能性はあるだろう。

 NT倍率は先物中心限月で14.29倍に上昇した。6月30日につけた14.24倍を明確に上抜けてきたことで、1月高値の14.54倍が次のターゲットとして意識されそうである。NTロングでのスプレッド狙いの動きが強まりやすい。

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