ゴム午前=総じて小安い、上海ゴムは伸び悩み

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は総じて小安い。寄り付きでは、上海夜間が小幅高で推移したことを
好感し、夜間取引の下げ幅を縮小し、総じてプラスサイドに振れた。だが、買い一巡後
は再び地合いを緩めた。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが伸び悩む中、マイナスサ
イドで推移する限月が目立っている。TSR20は出来ず。
 午前11時44分現在のRSS3号は前営業日比3.1円安〜0.9円高。活発限月
の2月限は同0.9円高の307.9円、期先26年8月限は出来ず、推定出来高は
108枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、65ポイント
高、推定出来高(夜間取引を含む)は83枚。

【産地価格は軟調地合いを継続】
 タイオファーの軟調地合いが続いている。タイオファーは9日に69バーツを割り込
み、その後も地合いを緩めると、19日にはタイ南部の天然ゴム主要積み出し港のソン
クラ渡しのオファー価格が、前営業日比0.82バーツ安の67.15バーツと提示さ
れ、昨年7月以来の安値圏に位置している。
 今年の産地天候は、ラニーニャ現象などの異常気象の発生はないとみられており、天
然ゴムの生産は順調に推移するとみられている。産地相場はさらなる下落の可能性があ
る。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いがやや先行し、
0.2〜1.0セント高で推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2026年1月限は、前営業日
比35元高の1万5565元で推移している。

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