NYプラチナ市況=プラチナが続伸、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/10)  1418.5     1434.2      1402.8      1425.7    +  9.2
         (26/ 1)  1436.7    1450.5      1422.6      1445.3    + 13.5
 パラジウム  (25/12)  1172.50    1222.50     1168.00     1213.30   + 43.70
         (26/ 3)  1189.00    1231.00     1178.00     1224.50   + 44.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          61,985         39,197        94,842       (-  1,898)
 パラジウム          5,634          3,960        20,074       (+    330)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          46,381.54  +  66.27
     前日  147.95/97   1.1746/48   ・ナスダック         22,788.98  + 157.50
     本日  147.71/73   1.1802/04   ・10年米国債利回り      4.14  +   0.01
・NY原油  (25/10)   62.64 - 0.04  ・SPDR保有金残高    994.56  +  18.90
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反発。前日比はプラチ
ナが9.2〜15.8ドル高、中心限月の10月限が9.2ドル高、パラジウムは
42.90〜44.20ドル高、中心限月の12月限は43.70ドル高。
 プラチナ10月限は続伸。時間外取引では、利食い売りが出る場面も見られたが、金
堅調を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、ドル安を受けて買い優勢となっ
た。日中取引では、利食い売りが出たが、ドル安や金堅調を受けて押し目を買われた。
 パラジウム12月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナ10月限は時間外取引を1412.6〜1434.2ドルのレンジで推移
し、前日比6.2ドル高の1422.7ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、利
食い売りが出る場面も見られたが、金堅調を受けて押し目を買われた。欧州時間に入る
と、ドル安を受けて買い優勢となった。
 日中取引では、利食い売りが出て1402.8ドルまで下落した。その後は、ドル安
や金堅調を受けて押し目を買われ、1430.2ドルまで戻した。
 米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりがないなか、欧州時間からドル
安が再開したことが支援要因になった。米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、
インフレ懸念を理由に年内の追加利下げの必要性は現時点ではないとの認識を示した。
米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は、インフレが米FRBの目標である2%を上
回っている状況を踏まえ、「追加利下げ余地は限られている」可能性があるという認識
を示した。一方、ミラン理事は、移民政策や税制、規制の変更により、米実質中立金利
は低下する見込みで、現行の金融政策は引き締め過ぎという認識を示した。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1168.00〜1209.00ドルのレンジ
で推移し、前日比34.90ドル高の1204.50ドルとなった。12月限は高寄り
したのち、他の貴金属の堅調につれ高となった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて買
い戻された。
 日中取引では、もみ合いとなったのち、ドル安や他の貴金属の堅調を受けて上値をの
なし、1222.50ドルまで上昇した。その後は、利食い売りが出たが、押し目は買
われて値を戻した。
 19日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比1万9048オンス増の
60万9457オンス、パラジウムは変わらずの15万0500オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)は公表した経済報告で、米国の関税に対する懸念を背景に、
ユーロ圏の消費行動に顕著な変化が見られると指摘した。米国製品の購入を控えたり、
裁量的支出を減らす動きが見られるという。
・欧州中央銀行(ECB)の調査によると、ユーロ圏の労働者の大半はリモートワーク
の機会を維持するために給与の減額を受け入れるつもりはないことが分かった。大きな
減額でも受け入れる労働者が多い他の調査とは対照的だ。
・中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は会見で、今後の金融政策運営について、米
連邦準備理事会(FRB)が先週利下げしたが、中国の金融政策は国内問題に焦点を当
てると述べた。
・米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、インフレ懸念を理由に年内の追加利下
げの必要性は現時点ではないとの認識を示した。
・米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は、インフレが米連邦準備理事会(FRB)
の目標である2%を上回っている状況を踏まえ、「追加利下げ余地は限られている」可
能性があるという認識を示した。
・ベセント米財務長官は、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長の後任候補者11人
のうち、現FRB理事や地区連銀総裁を含む10人との面談を来週末までに終える予定
と明らかにした。
・9月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)はマイナス14.9と、前月のマイナス
15.5から0.6ポイント改善した。市場予想はマイナス15.3だった。
・米連邦準備理事会(FRB)のミラン理事は、移民政策や税制、規制の変更により、
米実質中立金利は低下する見込みで、現行の金融政策は引き締め過ぎという認識を示し
た。
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