[本日の見通し]石油=堅調、ロシアはディーゼル燃料輸出も一部禁止

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年2月限は上昇。一時6万2990円まで上値を伸
ばした。
 ロシアのノバク副首相によると、ロシア政府はガソリンの輸出禁止措置を年内継続す
る。また、石油生産者以外のディーゼル燃料輸出を禁止する新たな措置を発表した。ウ
クライナ軍がロシアの主要な石油生産施設を標的としたドローン攻撃を続けており、供
給が減少している。特にロシアのディーゼル燃料輸出に頼る国は多く、留出油の供給不
足が警戒されている。昨日のニューヨーク市場でヒーティングオイルを含む超低硫黄デ
ィーゼル燃料(ULSD)の先物価格は7月末以来の高値を更新しており、上振れが始
まりつつある。ULSDが原油相場を押し上げる可能性を想定しておくべき。
 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.27ドル高の65.25ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは65.19ドルから65.36ドル。
 原油2月限の予想レンジは6万2300円から6万3300円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万4500円から8万5500円。
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