●短期見通し穀物、コーンは底固さを維持する=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシは、400セント水準で底入れ、反発を打診する見通し。9月中旬以降
はハーベスト・プレッシャーが上値を圧迫しているが、季節要因で大きく値を崩す勢い
もない。作柄環境に対して懸念の声も聞かれること、良好な輸出環境が続いていること
はポジティブだが、やや値動きが鈍化している。このまま400セント水準で下値を固
めつつ、下げ一服感から持高調整が進むと400セント台中盤が打診される見通し。
30日に四半期在庫が発表されることがイベントリスクになる。
 大豆は、輸出需要抑制に上値を抑えられる見通し。1000セント割れからの急落リ
スクは後退しているが、相場を押し上げていくテーマを欠いている。中国やアルゼンチ
ン産の調達を強化しており、米国産の収穫期でも米国産の調達は見送る見通し。中国の
買い付け再開の見通しが立つまでは、上値の重い展開が続く見通し。収穫期の上値圧迫
よりも、輸出需要環境の評価に強く依存する展開になろう。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。