●短期見通し金、政府機関閉鎖の長期化だと急伸も＝マーケットエッジ

　高インフレ環境における米利下げ開始で堅調地合が続きやすい。米連邦準備制度理事
会（ＦＲＢ）はインフレ対策から雇用対策に軸足をシフトしており、年内２回の追加利
下げがメインシナリオになる。当局者からは追加利下げに慎重な発言も聞かれるが、マ
ーケットは積極的な利下げ対応を織り込んでいる。米政府機関閉鎖リスクが高まってい
ることもポジティブ。短期閉鎖であれば大きな問題はないが、長期化すると実体経済や
金融市場にも混乱が生じやすくなる。特に金上場投資信託（ＥＴＦ）買いが膨らむな
ど、地合が引き締まる。５０ドル、１００ドル刻みで上値切り上げを打診する展開が続
く。過熱感の高まりには注意が必要。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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