●短期見通し原油、需給緩和の戻り売り圧力=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 マクロ需給の緩和見通しで、戻り売り優勢の上値の重い展開が続く見通し。需要の伸
びが鈍化する一方、石油輸出国機構(OPEC)プラスの供給は増え続け、需要を満た
す供給量の確保は容易な状況にある。特にOPECプラスが11月に増産ペースを加速
するリスクが高まっていることに注意が必要。前週は地政学リスクの織り込みで65ド
ルを上抜いたが、戻りは売られている。ロシアとイランの供給不安で今後も突発的な上
昇リスクを抱えるが、戻りは売られやすい環境が続く見通し。60ドル台前半で低迷
し、最近の支持線である62ドルを割り込むと60ドル割れも意識した展開になろう。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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