NYプラチナ市況=続落、ドル高や利食い売りが圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  1596.3     1627.7      1552.7      1586.0    -  4.7
         (26/ 4)  1602.2    1637.8      1565.7      1596.7    -  4.6
 パラジウム  (25/12)  1286.50    1316.00     1228.50     1259.30   - 16.10
         (26/ 3)  1296.50    1328.50     1245.50     1273.90   - 16.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          33,269         33,407        92,040       (+    949)
 パラジウム          8,230          5,766        21,955       (+    277)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          46,519.72  +  78.62
     前日  147.04/06   1.1728/30   ・ナスダック         22,844.05  +  88.89
     本日  147.25/27   1.1716/18   ・10年米国債利回り      4.09  -   0.02
・NY原油  (25/11)   60.48 - 1.30  ・SPDR保有金残高  1,018.89  +   6.01
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。前日比はプラチナが6.1〜4.4ドル安、中
心限月の1月限が4.7ドル安、パラジウムは16.50〜10.70ドル安、中心限
月の12月限は16.10ドル安。
 プラチナ1月限は続落。時間外取引では、金堅調を受けて押し目を買われた。欧州時
間に入ると、ドル安を受けて買い優勢となった。日中取引では、序盤の買い一巡後はド
ル高や金急落を受けて売り優勢となった。
 パラジウム12月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を1580.5〜1620.9ドルのレンジで推移し、
前日比26.5ドル高の1617.2ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、金堅調
を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、ドル安を受けて買い優勢となった。
 日中取引では、再就職あっせん会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスの
調査で労働市場の停滞が示されたことを受けて買い優勢となり、1627.7ドルまで
上昇した。その後は、ドル高や金急落を受けて売り優勢となった。時間外取引の安値を
割り込むと、1552.7ドルまで下落した。
 再就職あっせん会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、米国で
9月に発表された人員削減数は前月比37%減の5万4064人だった。ただ年初来の
人員削減数は94万6426人と、2020年以降で最多となった。年初来の採用計画
数は20万4939人と2009年以来、16年ぶりの低水準を記録した。一方、米政
府機関閉鎖について、短期間となるとの期待もあり、ドル高に転じると、利食い売りが
出た。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1274.00〜1316.00ドルのレンジ
で推移し、前日比23.10ドル高の1298.50ドルとなった。12月限は高寄り
したのち、他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、ドル安と
なったが、戻りを売られて上げ一服となった。
 日中取引では、他の貴金属の堅調を受けて押し目を買われ、1307.50ドルまで
戻した。その後は、ドル高や他の貴金属の軟調を受けて戻りを売られた。時間外外取引
の安値を割り込み、1228.50ドルまで下落した。
 1日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比4227オンス減の66万
8505オンス、パラジウムは9253オンス増の18万1785オンス。
今日の材料
・ベセント米財務長官は、連邦政府機関の一部閉鎖によって米経済成長に打撃を与える
可能性があるという認識を示した。
・米シカゴ地区連銀が発表した新たな「リアルタイム」推計による9月の失業率は
4.3%で、8月から横ばいだった。
・再就職あっせん会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、米国で
9月に発表された人員削減数は前月比37%減の5万4064人だった。ただ年初来の
人員削減数は94万6426人と、2020年以降で最多となった。年初来の採用計画
数は20万4939人と2009年以来、16年ぶりの低水準を記録した。
・米ダラス地区連銀のローガン総裁は、米連邦準備理事会(FRB)の先月の会合での
利下げ決定は、労働市場の急激な悪化に対する「保険」として適切だったとの見解を示
した。
・ロシアのプーチン大統領は、ロシアを「張り子の虎」と呼んだトランプ米大統領の発
言に反発し、欧州がロシアを挑発していると判断すれば、速やかに対応すると警告し
た。
・米ホワイトハウスのレビット報道官は、イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガザ
和平案を受け入れるまでにどの程度の時間を与えるか、トランプ大統領が「レッドライ
ン(越えてはならない一線)を引く」ことになると述べた。
・ロシアのペスコフ大統領報道官は、米国がウクライナに巡航ミサイル「トマホーク」
を供与し、ウクライナによるロシア領内への長距離攻撃を可能にすれば、ロシアと西側
諸国間の危険な緊張の高まりは新たな局面を迎えると警告した。
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