シカゴ大豆市況=揃って上昇、中国向け輸出増期待が根強く買い優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/11   1,017.00    1,025.50    1,016.00    1,022.00     + 4.25
   2026/01   1,034.75    1,042.50    1,033.75    1,039.00     + 3.25
   2026/03   1,050.25    1,056.75    1,048.75    1,053.00     + 2.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       284,014       197,567        941,744   (-    298)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(10月13日−10月17日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜上回る。
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 大豆は揃って上昇。終値の前営業日比は1.75〜4.25セント高。中心限月の
11月限は4.25セント高の1022.00セント。
 10月末頃に開催が見込まれる米中首脳会談やこの会談を受けての中国向け米大豆輸
出増加期待を受けて、引き続き買い優勢となったが、予定では9日に米農務省(USD
A)の月例需給報告の発表が見込まれるため模様眺めの雰囲気も強く、上げ幅は限られ
た。

 期近11月限は1017セントで取引を開始した後はじり高で運ばれ、米国の時間帯
を迎える頃には1020セント台に到達。一時は1025.50セントまで浮上したが
転売を受けて値を落とした。ただ1020セントが下値支持線として意識される高もみ
となり、高値圏は維持した。

*米国産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気概況を要約)。
 コーンベルトでは引き続き暖かな中、散発的な降雨が発生。今週は気温は平年並〜平
年を上回るなか、10日に散発的な降雨が見込まれるがそれ以外は降雨のない少雨傾向
となる見込み。
 6〜10日間予報に関しては12〜16日にかけて散発的な降雨が続き、気温は平年
を上回る〜大幅に上回るだろう。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気概況を要約)。
 プレーンズでは気温は平年以下に留まり概ね降雨は発生していない。今後も10日ま
で降雨は発生しないが、11日には降雨が見込まれる。気温は11日まで平年並〜
平年を上回るだろう。今週、プレーンズは少雨傾向となっているが、土壌水分は作付け
および生育にとって十分な水準にある。
 大豆製品は、大豆油は大豆の堅調に追随高となった。一方の大豆粕は概ね小幅安とな
った。大豆油売りの大豆粕買いのストラドルが見られたが、米農務省(USDA)の
月例需給報告の発表が9日に予定されているため模様眺めの雰囲気も強く、小幅な下落
にとどまった。
 大豆粕12月限は前日比0.10ドル安の276.90ドル。
今日の材料
・米コーンベルトでは引き続き暖かな中、散発的な降雨が発生。
・コーンベルトでは今週は気温は平年並〜平年を上回るなか、少雨傾向が続くだろう。

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