[今夜の視点]シカゴコーン=9日の月例需給報告は発表延期

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引はほぼ横ばい。12月限は419セント台で小浮動。
 本来であれば、9日の米農務省(USDA)の月例需給報告が目先の最大の焦点とな
るが、すでにホームページで9日の発表は延期されることが告知されている。
 これまでAMS所管の輸出検証高は発表される一方、NASS所管の生育進度、作柄
報告などは発表されず、同じUSDAの中でも部署によってまちまちの対応だったが、
需給報告は所管のWASDEの中で発表延期が告知されている。なお、FAS所管の週
間輸出成約高は既に先週から発表が停止しており、今週も発表されない可能性が極めて
高い。

 前日のシカゴは軟調。大豆は小幅高だったものの、小麦が軟化したことで上値が重く
なった。米国産の収穫進展観測に上値が抑えられるなか、先週のウクライナの農業団体
に続いて、この日は農業コンサルタントのSovEconが同国産コーンの生産高見通
しを上方修正したことも上値抑制要因となった。

 12月限は引き続き420セントの節目を挟んだもみ合いとなったが、引けは
419.75セントと、420セント台をわずかに割り込んだ。

<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】 15:00 鉱工業生産指数 2025年8月(経済技術省)
◆ アメリカ ◆
【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】 10/9 03:00 FOMC議事録公表 9月16-17日(FRB)
【工業】 23:30 週間石油統計(EIA)

MINKABU PRESS

*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。