[本日の見通し]石油=軟調、第1段階のガザ停戦合意が成立

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は6万0750円まで下落。夜間取引の安
値を下回った。
 イスラム組織ハマスとイスラエルが停戦の第1段階で合意した。イスラエル軍は段階
的な撤退を開始する見通しであるほか、ハマスは生存している人質を全て解放する。報
道によると人質解放は数日以内に行われる見通し。パレスチナ自治区ガザからイスラエ
ル軍が完全に撤退する第3段階に向けて道のりはかなり長いと見られているものの、大
きな一歩を踏み出した。イスラエル軍が撤退を開始すれば、焦点は第2段階に移る。
 ただ、第2段階以降は恒久的な停戦や、ハマスの武装解除などが焦点。第1段階より
もかなりハードルが高い。ハマスはトランプ米大統領をかなり信頼しているようだが、
トランプ米大統領の任期中に第2、第3段階の合意は実現するのだろうか。
 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.65ドル安の61.90ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは61.87ドルから62.35ドル。
 原油3月限の予想レンジは6万0200円から6万1200円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万4500円から8万5500円。
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