ゴム午前=買い優勢、取引再開の上海ゴムの上昇を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は買い優勢。寄り付きでは、ドル・円が1ドル=152円台半ばの円
安を好感し、地合いを引き締める限月が目立った。中盤に入ると、取引が再開された上
海ゴムが買い先行となっていることが好感され、一段高となっている。TSR20は出
来ず。

 午前11時40分現在のRSS3号は前営業日比1.2〜5.3円高。活発限月の3
月限は同2.9円高の309.8円、期先26年9月限は出来ず、推定出来高は198
枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は1月限のみ約定し、同150ポイント高の1
万5390ポイント、推定出来高は16枚(夜間取引を含む)。

【上海ゴムは買いが先行で取引再開】
 10月1日から昨日まで大型連休のため休場となっていた上海ゴムが、今日から取引
が再開された。今日の上海ゴムの中心限月1月限は、大型連休前、最後の取引となった
9月30日に1万5020元まで下落し、1万5180元で取引を終え、日足が下ヒゲ
の長い陰線となったことを受けて、買いが先行している。節目の1万5000元割れが
回避されていたことも好感されたようだ。
 ここからの戻り余地だが、まずは節目の1万5500元付近の攻防に注目したい。上
海ゴムが休場の間も、産地価格は下落を続けており、同水準では戻りを叩かれる可能性
もありそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は3月限のみ約定し、0.3セント安。TSR
20は買いが優勢となり、0.7〜2.0セント高で推移している。
 上海ゴムは総じて堅調。午前11時00分現在、指標限月の2026年1月限は、前
営業日比120元高の1万5300元で推移している。

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